個人的に気に入った新機能の一つとして、端末やパッケージマネージャを開かなくても不必要なアプリケーションをアンインストールできるということがあった。Mintでアプリケーションをアンインストールするには、mintMenuでランチャを右クリックしてUninstall(アンインストール)をクリックするだけだ。そして管理者パスワードを入力した後、同時に削除される可能性のある依存関係についての確認をすれば良い。これは、あらゆるディストリビューションで実装されるべき機能だと思った。
もう一つ気に入ったのは、フォルダを右クリックしたときに、フォルダをルート権限で開くための選択肢があることだ。特定のフォルダに管理者権限でアクセスする必要がある場合、この方法の方が端末を使うよりもずっと手早い。ただしこの機能は慎重に利用するべきであることは言うまでもないだろう。
Gnome-Doも外せない機能だ。Gnome-Doを使えば、(Superキーとスペースバーを押して)検索ウィンドウを表示して、実行したいアプリケーションやタスクを検索することができる。入力するにつれて実行候補のアプリケーション/タスクの項目数が減ってゆき、適切な項目を選択できるようになっている。KDEのKatapultに似ていて、アプリケーションがメニュー階層のどこにあるのか分からない場合に便利なツールだ。
ユーザのホームディレクトリのバックアップに使用するツールmintBackupも目新しくて興味深い。mintBackupを使えば、ユーザのホームディレクトリ全体を一つのバックアップファイルに保存することができる。バックアップを元に戻すには、mintBakcupをインストールしてあるシステム上でなら、アーカイブ上でダブルクリックすれば良いだけだ。ただ残念ながら、home以外のディレクトリのバックアップはできないようだった。
その他の小さめの新機能としては、mintMenu用の新たな設定ダイアログ、mintUpdateの新たな情報画面、ISOイメージのMD5チェックサムを右クリック経由で計算できる機能、PulseAudioの設定用ツールが含まれたこと、いくつかのユーティリティで必要なメモリ量が減ったことなどがある。
当然ながらElyssaにはベースとしたUbuntu 8.04で施された改良が含まれていて、デフォルトでPulseAudioサウンドサーバを使用するようになったこと、印刷関連が改良されたこと、GNOME 2.22、Firefox 3.0 RC1、OpenOffice.org 2.4、Linuxカーネル2.6.24、Xorg 7.3が含まれていることなどもある。 またGIMP 2.4.5、Pidgin 2.4.1、Rhythmbox 0.11.5も含まれている。
