開発者にとってのFirefox 3
このリリースでは、Web開発者にとっても刺激的な機能が用意されている。まず、Firefox 3にはMicroformatsというシンプルでオープンなデータフォーマットのAPIがバンドルされている。このMicroformat APIは最終的にアドオンの構築に使用できる。
デスクトップアプリケーションからWebアプリケーションへの移行が進む中、Firefox 3では、mailto:リンクの操作にはYahoo! Mailといったように、Webアプリケーションをユーザーが指定できるようになった。また、webcal:やtel:、fax:といったその他のプロトコルもサポートされている。WebアプリケーションにFirefoxのプロトコルサポートを加えることに関心のあるWeb開発者は、Mozillaから詳細な情報を得ることができる。
他にもWeb開発者が注目すべき機能がある。WHATWG Web Applications 1.0 specificationのオンラインとオフラインのイベントをFirefox 3で実装する方法である。この機能を使って開発したアプリケーションは、インターネット接続が利用できないときでも、ユーザーのコンピュータにデータをローカルに保存し、後でコンピュータがオンライン状態に戻ったときにサーバーとデータの同期を取ることにより動作する。
Firefox 3では、ドキュメントオブジェクトモデル(DOM)の改良もいくつか行われている。DOMに関しては、W3C DOMとinnerHTMLのベンチマークを実行した。これは、ブラウザで大量のコンテンツを生成するにはどちらの方法がより高速かを判断するためのものである。Firefox 3では、前のリリースと同様にinnerHTMLでの動作の方が良好だが、Firefox 3での改善度を示すためにテストすることにした。それぞれの方法を5回実行し、方法ごとの平均時間を使ってグラフを作成した。
JavaScriptの速度テストとそれに関連するSunSpider JavaScriptベンチマークでの報告と同様に、Firefox 3のJavaScriptエンジンにも大幅な改善が見られる。JavaScriptテストをブラウザごとに10回実行し、平均の実行時間を使用した。
