OSのインフラストラクチャ
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| eAR OS Free Edition |
eAR Media Centerの素晴らしさは、ベースとしているUbuntuのおかげだろう。
デスクトップにはGNOME 2.22.2を使用していて、SimDock 1.2が搭載されている。SimDockにはランチャがいくつかあって、Firefox、F-Spot、GIMP、eAR Media Centerなどを起動することができる。またパネルにはディスクマウンタ、天気予報、アップデートマネージャ、ネットワークマネージャ、ゴミ箱、音量調節などの便利なアプレットがセットアップされている。
一方メニューにはWine、GIMP 2.4.5、Audacity、Sound Juicer、K3b、Kaffeine、Exaile、VLCメディアプレイヤなどいくつかのスタンドアロンアプリケーションが含まれている。またインターネット用のアプリケーションとしてFirefox 2.0.0.14(ウェブ上のマルチメディアの利用を標準サポート)、Thunderbird、Pidginを利用できる。
System(システム)→Preferences(設定)には、GNOME Control Center、Screen Resolution(画面の解像度)やSound(サウンド)の設定がある。またAdministration(管理)からは、PolicyKit設定GUI、Firestarter、Restricted Drivers(プロプライエタリなドライバ)、Language(言語)ツールやNetwork(ネットワーク)ツールを利用できる。
パッケージ管理にはUbuntuと同じくSynaptic経由でAPTを使用していて、Ubuntu、Medibuntu、WineHQのリポジトリが前もって設定されている。またUbuntuでは除外されている可能性のあるマルチメディアの再生をサポートするためにMedibuntuプロジェクトからのコーデックやライブラリを使用している。
カーネルにはGCC 4.2.3を使ってコンパイルした2.6.24-17のリアルタイムカーネルを使用していて、自作のデスクトップPC上でもHewlett-Packard PavilionノートPC上でも問題なく動いた。グラフィックスにはXorg 1.4.1/7.3.0を使用していて、ノートPCでは最初の状態では1024×768に設定されていたが、Screen Resolution(画面の解像度)モジュールを使って1280×800に変更することができた。またHardware Drivers(ハードウェアのドライバ)モジュールを使ってプロプライエタリのドライバをインストールすることも簡単にできた。サウンドは手を加えなくても問題なく動き、音量キーや消音キーも正しく機能した。キーボードとタッチパッドも正確かつ迅速に動いた。関連付けされた適切なアプリケーションを起動すると、リムーバブルメディアは自動マウントされた。ワイヤレスでないインターネット接続は、ケーブルが接続されている場合に自動的に有効になった。
さらに素晴らしいことに、イーサネットケーブルを取り外した状態ではワイヤレス接続も利用可能になった。Hardware Drivers(ハードウェアのドライバ)モジュールの表示によるとプロプライエタリなドライバを使用していたようだが、ドライバはeAR OSに最初から含まれていたので、インターネット接続がない状態でもワイヤレスインターネット接続を利用可能にすることができた。CPUの省電力機能はデフォルトで有効になっていて、発熱を抑えて省電力の状態になっていた。また電源を取り外した際にはバッテリモニターがパネルの中に表示された。サスペンドについてはうまくいったが、ハイバネーションについてはいくらか問題があった。eAR OSは本来はホームシアターシステム用なのだが、必要な場合にはモバイルシステムとしても使えるだろうと感じた。
