まとめ
以前出席したあるコンファレンスで、UMLの業績で有名であり電話業界でも数年の経験があるIvar Jacobson氏が、電話システムは世界でもっとも巨大な成功したシステムだと発言していたことがあった。各国に独自のシステム/接続方法/規則があるが、どの国からどの国にも電話をかけて好きな相手と話すということが、ともかくも実現しているというのがその理由だという。
ウェブ電話という分野も現在のところは統一された世界ではない。Skypeには共通の機能が数多くあるため、どうしてもGizmo5と比べないわけにはいかないだろう。しかしどちらのアプリケーションにも独自の機能があり、ユーザの目的次第で特定のケースについての向き不向きがある。無料のボイスメール、Jabberユーザとのチャット、Caller IDの取得、他のSIPネットワークの呼び出しが目的であれば、Gizmo5が良い選択肢だ。さらに現実的な観点から言えば、特殊な追加サービスのコストや自分が今住んでいる地域の電話料金の相場なども考慮すべきであり、それによってどちらのプログラムを使うのが最適なのかは自ずと明らかになるはずだ。
とは言えこの手のプログラムを使用する際にもっとも重要なのは、他の人々とつながるかどうかということだ。したがってアプリケーションの開発元企業の成功度合いも、どれほど多くの人々がそのアプリケーションを使用しているかで決まるだろう。Gizmo5の採用率が成長し続ければSkypeと肩を並べるようになる可能性もあり、そうなればGizmo5のユーザにとって確実にプラスとなる。現時点ではSkypeに軍配が上がっているように思われるが、プログラムが堅固で高速で使いやすいという点で、Gizmo5も十分注目に値する。また他のネットワークに接続可能であることも便利な機能であるし、オープンな標準規格に準拠していることも利点だ。今のところ私は両方を使っている。
Federico Kerekiはウルグアイ出身のシステムエンジニア。20年に渡るシステム開発、コンサルティング、大学講師の経験がある。
