インストール
Ubuntuのインストーラで私がよく悩まされるのは、このインストーラがネットワーク・エラーに対してあまり寛容ではないことだ。進捗率92%で止まってしまうことが多い。おそらくUbuntuはテスト・サーバにピングしリプライがあればインターネットに接続していると判断しているのだと思う。しかし、DNSでの解決に問題があるというだけのケースもあるのだ。
回避は簡単。インストールの前にネットワークを切断しておけばよい。
とは言うものの、サーバと接続できない場合も警告を表示するだけにしインストールを続行してほしいところだ。回避策付きエラー・ボックスを表示するだけでもいい。たとえば、「インストーラが92%で停止した場合は、ネットワークを切断した上でインストールしなおせ」と表示するのだ。これだけでもインストーラが黙り込んでしまうよりはましだ。
サウンドの構成
Linuxのサウンドは少々込み入っている。いくつものシステムがあり、機能の重複も多い。それでもシステムが適切に自動設定してくれれば問題はないが、Linuxのサウンド設定は堅牢と言うにはほど遠い。かくして、サウンドのトラブルではフォーラムに尋ねつつ、構成ファイルに取り組むはめになる。
トラブルの中にはサウンドは機能するが複数のプログラムで同時使用ができないというケースがあり、アプリケーションの音を鳴らすにはシステムのアラートを止めなければならないという極端な状況にもなりかねない。FirefoxのWebビデオの音が聞こえないというトラブルもある。この問題に対する一般的な解決策では、Firefoxでしかサウンドが使えなくなる。
Canonicalは、ALSAとPulse Audioで標準化することによりLinuxのサウンド問題を解決しようとしている。これは長期的には決定打になるかもしれないが、今現在、サウンドの設定・利用ができないケースが多発しているのだ。
ネットワーク IPv6サポート
インターネット・プロトコル(ソフトウェアとインターネットを接続するレイヤー)は現在バージョン4(IPv4)からバージョン6(IPv6)に移行中だ。UbuntuはIPv6対応だが、多くのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)はまだ移行していない。ISPやブロードバンド・ルーターが正しくIPv6をサポートしていないと、インターネットへのアクセスが遅かったりまったく使えなかったりする。
フォーラムを見る限り、UbuntuがIPv6対応を標準にしたのは時期尚早だったようだ。IPv4だけを有効にすることはできるが、それには構成ファイルの変更が必要だ。時代を先駆けるのは結構だが、IPv4に簡単に戻せるようにすべきだ。
Webの閲覧が遅く見えたために多くの初心利用者がUbuntuを去ったことだろうし、使用しているネットワーク・ハードウェアがサポートされていないのだと思い込んでいる人もいるのではなかろうか。本当は、IPv6と互換性がなかったためなのだが。
IPv4とIPv6を切り替えるチェックボックスを1つ付けるだけで、多くの利用者の悩みが解消されるだろう。
