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BarracudaがTrend Microに対して不本意な反訴

2008年07月07日 11:18 Bruce-Byfield(2008年7月2日(水)) 1 2 3
 これまでのところでもすでにたちの悪い状況になっていたのだが、現在米ITC(国際貿易委員会)の立ち会いのもとでの証拠開示手続き中のBarracuda NetworksTrend Micro訴訟翻訳記事)は、ここに来てさらにたちの悪い状況に発展した。Barracudaが最近取得した3件の特許に基づいて、同社の側からも特許侵害の申し立てをTrend Microに対して行ったのだ。この反訴は、人気の高いフリーソフトウェアアプリケーションClamAV(Clam Antivirus)を製品に含めることでBarracudaが自社の特許を侵害しているとするTrend Microによる申し立てを受けて行われたもので、Trend Microに対して和解交渉に持ち込むようにプレッシャーをかけることが目的のようだ。

 Barracudaの社長兼CEOを務めるDean Drako氏は次のように述べた。「本来であればインターネットをより安全な場所にするために使えたはずのわれわれの時間やエネルギーやお金を、このようなばかばかしい訴訟関連のことに使わなければならないのは残念だ。悲しい気持ちになる」。

 一方Trend Micro広報担当のMichael Sweeny氏は取材に応じて、「今回Barracudaがわれわれに対して起こした最新の訴訟については、まだ連絡を受けておらず内容も調査していないためコメントは特にない」とし、この争議のそもそもの最初の動きは2007年3月にBarracudaの側から確認判決を要求したことであるという点を強調した。

 今回Barracudaが起こした訴訟に関連するのは、ダウンロードされたコンテンツに基づくファイアウォール規則の作成に関する米国特許第7093287号と、トロイの木馬とバックドアの検知に関する第7093294号と、ウィルスのスキャンに関する第7103913号の3つの特許だ。

 これらのどの特許も、少なくとも、Trend MicroがBarracudaに対して起こした訴訟の中心となっている、ゲートウェイ上のウィルススキャンに関する米国特許第5623600号と同じくらいには広範囲な内容だ。過度に幅広い内容の一件の特許に対して同様の3件をもって対抗することのばかばかしさはDrako氏も承知しているようで、その類似性を指摘すると「似ている?それは私がいかにありきたりな人間なのかということなのだろう」と笑って応じた。

 しかしDrako氏はすぐに真剣な口調になり「しかしわれわれにはこれ以外の選択肢がない」と付け加えた。

 Drako氏は詳細について述べることを控えたが、3件の特許はこの半年以内――つまりTrend MicroがBarracudaに対する訴訟を起こした後――にIBMから購入したものなのだという。Drako氏によると「オープンソースコミュニティを守るために力を貸してもらえないかとIBMに話を持ちかけたところ、個人で特許を販売している人々を紹介された」とのことだ。

 Drako氏は詳しくは述べなかったが、話から推測するとIBMは、コミュニティを救う目的でBarracudaに特許を売ったということのようだ。ただしDrako氏は購入に伴う金額や(あるとすれば)条件などの詳細は明かさなかった。

 なおこの3件の特許は、2005年にIBMがFOSS(フリー/オープンソースソフトウェア)コミュニティに対して主張することはしないと誓約した500の特許の中には含まれていない。

最終更新:2008年09月06日 17:07
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