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格段に向上したWin4Lin 5.0

2008年07月08日 10:44 Mayank-Sharma(2008年6月30日(月)) 1 2 3 4
 どうしても必要なWindowsアプリケーションをLinux上でも利用可能にするためのソフトウェアは今やいくつも存在する。そのような中でWin4Linは、サポートにお金を支払っても良いと考える人々向けの安価なツールとして何年にも渡って生き残ってきた。最近リリースされたWin4Lin 5のUbuntu版は30ドルだが、前リリースの難点を一掃したうえ「ほぼネイティブの性能」という謳い文句を実現している。

 昨年レビューしたWin4Lin 4翻訳記事)は不完全なGUIとコマンドラインへの過度の依存が原因で、決して使いやすいものではなかった。さらにハードウェアサポートの不十分さも加わって、最低限のユーザビリティしか提供していなかった。しかしWin4Lin 5では、それらすべての点に関して改善しており、デスクトップユーザ(特にUbuntuユーザ)向けの特別価格も提供されている。

 今回はWin4Lin 5を1GBのRAMを搭載した2.0GHz Core 2 Duo E4400マシンと、2GBのRAMを搭載した1.8GHz Core 2 Duo E6300マシンの2台のデュアルコアマシン上で試してみた。なお両マシン上でホストOSとしてMandriva Spring 2008.1とUbuntu 7.10の両方を試してみたのだが、ディストリビューション間での性能に差は見られなかった。

 これまでのバージョンと同様にWin4Lin 5も、オープンソースのプロセッサエミュレータQEMUと、そのコンポーネントである性能アクセラレータKQEMUをベースにしている。インストールには、32ビット/64ビットアーキテクチャ用のコンパイル済みバイナリとしてRPMまたは .debを利用できる。インストール方法については、Fedora、openSUSE、Debian、CentOS、Ubuntu、Mandrivaなどのメジャーなディストリビューション向けの充実した手引きが用意されている。なおインストールの際には各ディストリビューションのオンラインリポジトリからGCCコンパイラとカーネルのソースコードを取得してrpmコマンドやdpkgコマンドを使ってインストールする必要がある。Win4Linでは、ゲストOSに利用できるのはWindowsのみとなっている。複数のWindowsゲストをインストールすることができるが、同時に実行できるのは2つだけだ。

最終更新:2008年09月07日 17:07