最初に紹介する ImageManager は、各種のイメージに共通して適用させる必要のあるサイズや境界線など、写真やグラフィックスのコレクションを操作する上で関係してくる各種の属性を、デフォルト値としてユーザ設定可能にするためのツールである。こうしたImageManagerを特に重宝するのは、ブログに投稿する記事ごとに掲載するイメージを変えたいが、テンプレートデザインとの調和を崩さないよう特定の画像サイズに合わせる必要があるというユーザであろう。
ImageManagerを使用するには、同プラグインのアップロードとインストールの終了後に、動作設定に関する詳細を指定しておかなくてはならない。こうした設定は、WordPress 2.5のSettings→ImageManagerで呼び出す設定ページにて行うようになっている。ここで指定できるデフォルト設定は、スタイル、クラス、縦と横のスペース、境界線、配置を始め、イメージ収録ディレクトリのパスやイメージ操作用のライブラリに関する情報である。なおGDライブラリのサーバへのインストールが既に終了していれば、その関連オプションは自動で選択されているはずだ。そうでない場合はImageMagickかNetPBMの選択をユーザが行えるが、この操作にはコマンドライン経由でのサーバアクセスを必要とする。またImageMagickかNetPBMの選択をした場合は、当該ページにてバイナリの格納位置も指定しておかなくてはならない。
次に指定が求められるのはサムネイル表示時のデフォルトサイズ(高さと幅)であるが、その際にはデフォルトのプレフィックスとディレクトリおよび、エラー発生時に用いるデフォルト用サムネイルの画像も設定することができる。
その他にもImageManagerには、WordPressがデフォルトで用いるイメージアップローダを取り除いておく機能も用意されているので、今後はImageManagerを恒常的に使い続けるつもりのユーザはこうした措置をしておけばいいはずだ。なおこのオプションを無効化するのを失念したまま何かの手違いでImageManagerプラグインを削除してしまったような場合、WordPressはオリジナルのイメージアップローダを自動で復帰させるので、特にあわてる必要はない。
以上、各種のデフォルト設定が完了するとImageManagerはその真価を発揮してくれることになる。まずはWrite Post画面にてツールバー右端の起動ボタン(3枚の重なったポラロイド写真を模したアイコン)をクリックしてImageManagerを呼び出すと、イメージ挿入用の“Insert Image”画面が表示されるはずである。デフォルトのディレクトリにイメージが1つもアップロードされていない場合は、画面下側に配置されているアップロード用オプションを用いて、手元のハードドライブにあるイメージ群の中からアップロードする画像を選択しなくてはならない。
ImageManagerには、サーバ側にアップロードした後のイメージを操作するためのオプションも用意されている。このオプションを使用するには“Insert Image”画面の各イメージ下部に表示される鉛筆アイコンをクリックして、編集用ウィンドウを呼び出せばいい。このウィンドウでは、画像のトリミング、回転、サイズ計測といった操作を行うことができる。ただしこの編集ウィンドウは画面が小さすぎる上にリサイズができず、少し大きめのイメージをアップロードした場合は一度縮小させてからでないと全体を表示しきれないのだが、そうした点については改善の余地があるのではなかろうか。このような手間をかけることなく編集ウィンドウでの操作を進めたいのであれば、最初から小さめのイメージをアップロードしなくてはならないのだ。
トリミングその他の必要な処理の完了したイメージを保存するには、フロッピーディスクを模したアイコンをクリックして新規のファイル名を指定すればいい(アップロードしたオリジナルのイメージとは別ファイルにしたい場合)。なおImageManagerには、イメージのフォーマットと画質を指定する機能も装備されている。いずれにせよWordPressに標準装備される以上のイメージ処理を必要とするユーザにとって、こうした追加操作を提供するImageManagerは有用なツールとして機能するはずだ。
