もちろん、再販業者の行為は完全に違法である。PwnageToolは開発者の著作権によって保護されているからだ。このツールをダウンロードした者には、許可なく変更や再配布を行う権利はない。
フリーソフトウェアのプロジェクトであれば、Software Freedom Law Center(SFLC)のような団体に法的な援助を要請することが可能だ。SFLCは、最近注目を浴びたBusyboxプロジェクトによる著作権侵害の訴訟など、法的手続きの代行や法律相談をフリーおよびオープンソースソフトウェアのプロジェクト向けに無料で実施している。
一方、成果物にいかなるライセンスも適用しなかったPwnageToolチームは、この問題を自分たちで解決するしかない。
開発者たちがきちんとライセンスを付与していれば、もっと強い立場で今回の不正利用を糾弾できたはずだ。また、単独で対処するのではなく、SFLCの援助を受けることも、FOSSコミュニティ全体やその法的な経緯を味方につけることもできただろう。
