まとめ
本稿で紹介した2つのプログラムは、いずれも所定の目的を果たすだけの機能を有してはいるが、同時にいくつかの欠点も抱えている。Komparatorの場合、そのインタフェース構成が複雑で把握しにくいだけでなく、自動操作化が進められていないため、ユーザは手作業によるクリックを何度も繰り返さなくてはならない。KDiff3の場合はテキストファイル間の比較機能を重視した作りとなっているが、これもユーザによる各種の中間操作を必要とする。いずれにせよどちらも開発者をメインのユーザに想定しているので、一般のユーザであればKrusaderの同期ツールの方が使いやすいと感じることもあるだろう。それでも利用者をプログラマに限るとすれば、こうした用途ではKDiff3が便利なツールという結果になるのかもしれない。
Federico Kerekiはウルグアイ出身のシステムエンジニアで、20年以上に渡るシステム開発、コンサルティング、大学講師の経験を有している。
