概して言えば、Myahは、自分で維持管理したり構成したりしたくはない人向けのOSという印象だ。Myah設定マネージャーは現実のトラブルを解消したり大きく変更したりするにはあまりにも非力だし、Myahパッケージ・マネージャーのアップグレード方法は最善とは言い難い。それ以上に悪いのは、インストール時に新しいユーザー・アカウントの設定やrootパスワードの変更を求めないことだ。これは許容し難い。ライブCDの場合もデフォルト・インストールの場合も、MyahはローカルSSHサーバーを自動的に起動するため、誰でもコンピューターにrootでアクセスできるのだから、事は重大だ。
Myahの製作者たちはパッケージ・マネージャーを作り、ディストリビューションをゼロから作り上げてきた。このディストリビューションは、ある種の利用者に対して大きな可能性を持っている。いくつかの小さなバグを改修しインストーラーでパスワードを変えるよう少々変更すれば、Linux初心者でも使えるものになるだろう。しかし、現状では、Myah OSは誰にでも使えるレベルにはない。使えるのはベーターテスターだけだろう。
Preston St. Pierre フレーザーバレー大学(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)でコンピューター情報システムを専攻する学生。
