開発陣にとって理解不可能な反応
Seigo氏を含むKDE開発陣が、彼らの抱いた理想が破綻した理由および、そうした状況の将来的な再発を防止する方法をより冷静な視点から語り始めるようになったのは、ここ数週間の出来事である。
その1人であるSebastian Kügler氏は、今回巻き起こった否定的なリアクションはKDE 4だけに対する反応ではないと見ている。同氏が指摘しているのは、KDE 4のリリース以降にKDEのバージョニングシステムに新規登録した開発者数は166名にも達しており、これは1日1人に近いペースになっていたという点だ。また同氏は、実際には肯定的なリアクションも存在していたにもかかわらず、より扇情的な否定意見にかき消される形で、前者はほとんど注目されなかったのではないかとも語っている。
それでもKügler氏が言及せざるを得ないのは、このように肯定的な意見を除く一般的なリアクションは、「私にとって非常に不可解なものでした。寄せられた批判の多くは私たちの開発成果と無関係なもののように感じられたからです」という点だ。
Wade Olson氏は同氏のブログにて、「(KDE側としても)当初想定していた機能や安定性を提供できなかった部分があったかもしれません」という点を認めつつも、「私たちは当初よりの方針に従い、マーケティング的観点から適切と思われる方向で素直に開発を進めていただけなのです」としている。
