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KDE 4.1 その素晴らしい出来栄え

2008年08月01日 09:22 Jeremy-LaCroix(2008年7月29日(火)) 1 2
 KDE 4.1がついにリリースされた。 KDE 4.0には多くの批判翻訳記事)があったが、KDE 4.1は文句なく素晴らしい。

kde41_1_thumb.png
KDE 4.1

 Kubuntuなどの主要ディストリビューションをお使いの場合は、ビルド済みのバイナリー・パッケージが提供されているので、これを利用してインストールすることができる。それ以外のディストリビューションの場合は、ソース・パッケージからコンパイルする。また、ライブCDイメージも用意されているので、既存のシステムを温存したまま新版を試用することもできる。

 KDE 4では、操作のためのパネルだけでなくデスクトップを拡張するウィジェット(plasmoid)をも包含するPlasmaデスクトップが特徴だった。そのPlasmaが改善され、KDE 3では可能だったパネルを複数置いたり大きさを変更したりする機能が復活したのは、嬉しい限りだ。4.1では、Plasmaアイコン(デフォルトではパネルの右端にある)をクリックすると、パネルの高さと位置を調整するためのスライダー群が現れパネルを構成できるようになった。また、この構成コントロールではオブジェクトをマウスでつまんで移動させるだけでパネルの内容を再配置する機能も復活した。

 KDE 4.1の開発では、途中、「デスクトップ・アイコンの廃止」が発表され大きな論議を呼んだ。実際にはデスクトップ・アイコンがなくなるわけではなく、その扱い方が変わっただけだ。ディレクトリーの内容を表示するコンテナーを、Folder Viewという名のplasmoidという形でデスクトップ上に導入したのだ。ほとんどのディストリビューションではデフォルトでデスクトップ・フォルダーの内容を表示するように設定されるが、表示できるのはデスクトップ・フォルダーの内容だけではない。インスタンスを複数作り、それぞれに異なるディレクトリーを表示することもできる。

 外観については、素晴らしいのひと言だ。テーマはKDE 4.0と基本的に同じだが、さまざまに工夫されている。デスクトップplasmoidの境界は細くなり、透明オブジェクトはクッキリと表示されるようになった。KDEログイン・マネージャーとスプラッシュの画面のテーマは新しくなった。Oxygenウィンドウの境界(Ozone)も工夫され、スタイルとの調和が向上した。Plasmaも専用のテーマエンジンを持つようになり(KDEデスクトップ・テーマと分離)、数種のテーマが搭載されている。

 あらかじめ導入されているアプリケーションは前版と同じ。WebブラウザーにはKonqueror、ファイル管理にはDolphin、画像の表示にはGwenview、インスタント・メッセージにはKopete、オーディオのプレイリスト管理にはJuKが用意されている。Konquerorは機能ではFirefoxやOperaにかなわないだろうが(プラグインの数も少ない)、堅牢性は従来どおりだ。KDE 3にあったKontactとそれに関連する個人情報管理ツールと、KDE CD Playerも復活した。

 そのほか、目ぼしい新機能をいくつか挙げておこう。まず、軽量ビデオ再生アプリケーションDragon Playerが新たに搭載されている。Dolphinでは、ツリー・ビューとタブ・ブラウジング機能が追加された。また、Gwenviewも、縮小画像バーや、回転とフルスクリーンのオプションの位置(マウスをあまり動かさずに簡単に位置づけられるようになった)などが改善されている。

 新機能というと、KDEデスクトップの応答性が犠牲になったのではないかと心配する向きもあろう。しかし、6つのplasmoidを動かし、デスクトップ効果をオンにし、しかも1.6GHzというさほど速くもないノートパソコン上でも、KDEデスクトップの動きは機敏で滑らかだった。

最終更新:2008年10月01日 17:07
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