欠点
Ultamatixにはあまり欠点らしいものが見つからない。もちろん、すぐれたLinuxアプリケーションは世に何千とあって、そのすべてをメニューに含めることなどできない相談だが、それを承知であえて言えば、Opera WebブラウザとThunderbirdメーラはぜひ加えてほしいアプリケーションだ。
必要なアプリケーションを自力でインストールできる熟練ユーザには、Ultamatixから得るものはあまりないかもしれない。だが、そうしたユーザにとっても、そのすべてが1つの場所にまとめられているというのは、やはり魅力ではなかろうか。
最後に、アンインストールの問題がある。Ultamatixでインストールできるアプリケーションでも、すでにインストール済みであると(つまり、Ultamatixでインストールしたものでないと)Ultamatixではアンインストールできない。別の方法でインストールされたプログラムであってもUltamatixが認識し、アンインストールしてくれると、実にありがたいのだが……。
結論
Ultamatixの最大の価値は、不慣れなユーザでも、これを使えば楽にLinuxを体験できるという点にある。Linuxの世界に移り住むことの苦労が少しでも減るなら、何であれユーザには大歓迎だろう。Automatixを取り巻いていた騒動をUltamatixもまた引きずるのかどうか、そもそもAutomatixほど受け入れられるのかどうか、結論はまだ出せない。それでも、筆者はこれを優秀なアプリケーションだと思う。人気のLinuxプログラムを簡単にインストールできるメリットは大きい。何よりすばらしいのは、筆者のいろいろな実験で、できるとされることのすべてをUltamatixが苦もなくやってのけたことである。
Jeremy LaCroixはIT技術者。暇があれば原稿書きもする。
