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オープン・クラウド・コンピューティングの現状

2008年08月21日 09:56 Jack-M.-Germain(2008年8月19日(火)) 1 2 3
 クラウドコンピューティングのベンダーの中には、3teraやNirvaniなどのように、選択の幅が狭く、限定されたまたは閉じられたアーキテクチャーでしか使えないプロプライエタリーなプラットフォームやツールを提供しているところがある。そうした大手ベンダーがクラウドと言えば、それはそのベンダーが提供するクラウドのことだ。だから、クラウド・コンピューティングを利用するアプリケーションの開発では書き方や構築の方法が制約されるのはやむを得ないと思うかもしれない。しかし、そうした見方は間違っている。クラウド・コンピューティングのためのオープン標準はすでにあり、今は調整段階にあるからだ。

 しかし、これは、ある一つのクラウド・コンピューティング・プラットフォームが普遍的に利用できるということではない。いくつかのベンダーがクラウド用のプロプライエタリーなプラットフォームをそれぞれ開発しているように、さまざまなオープンソース企業やコミュニティーが開発に取り組んでいるからだ。

 Linux Foundationのエグゼクティブ・ディレクターであるJim Zemlinは次のように述べている。「我々はすでにその域に達しており、それが趨勢だと思う。Webベースの新興企業のほとんどはハードウェアやソフトウェアを買わずに、Ruby on RailsやPerlなどオープンソースのミドルウェア製品やプログラミング製品を利用している」

 人気の高いミドルウェア製品には、JBoss Enterprise MiddlewareWSO2Iona Fuse、IBM WebSphere Application Server Community Editionなどがある。

「クラウド」とは?

 クラウド・コンピューティングはある特定の技術というよりプロセスだ。現在クラウド・コンピューティングと呼ばれているものの基礎にある概念は、さまざまな名前で呼ばれてきた。クラスター・コンピューティング、ユーティリティー・コンピューティング、グリッド・コンピューティング、オンデマンド・コンピューティングなどなど。

 現時点でのクラウド・コンピューティング・モデルは、次のような要素を含んでいる。データ・ストレージやデータ・センターが提供しているようなコンピューティング・タスクで、ネットワーク上のさまざまなインターネット接続、ソフトウェア、サービスに分散されているもの、そのサーバー群が提供するスーパーコンピューター並みの機能、地理的制約から解放されたデータ。

 Zemlinによると、クラウド・コンピューティングのためのオープン標準策定に向けた動きはしばらく前からあり、オープンソース・ツールを使ってクラウドにアクセスするという現在の傾向は今も拡大を続けているという。

最終更新:2008年10月21日 17:07
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