droopyはこの4月にPythonライセンスの適用下でリリースされたばかりのオープンソース型ツールで、簡単なセットアップ手順にてWebサーバを立ち上げておき、クライアント側には指定のディレクトリにファイルを個別アップロードする操作を行ってもらうというシステムになっている。このアップロードは2つのPC間で直接実行されるので、必要なファイルを受信し終わったらdroopyを停止させておけば、それ以上のアップロードは受け付けなくなる。送信をする側のユーザが行う操作は、指定されたURLのWebページにアクセスして、必要な数のファイルをアップロードすることだけである。ファイル送信に特化したシステムとして、これ以上に簡単な方式はないだろう。
インストールと操作の手順
droopyはPythonスクリプトの1つなので、そのインストール手順に難しい点はない(当然Python本体が利用可能なことが前提となるが、最近のディストリビューションであればPythonは標準で装備済みか簡単にインストールできるようになっている)。まずはdroopyのスクリプトをダウンロードして/usr/binなどの位置に置いておくが、ここでの操作にはroot権限が必要となる。次にdroopyを直接起動できるようにするため、droopyファイルに実行可能権限を与えておく(chmod +x droopy)。またファイヤウォールの設定でポート8000を開くようにしておかないと、外部からの接続はできないままとなる。
droopyの操作法もごく簡単なものだが、配布元のWebサイトに掲載されている説明は最新版のものではないので、その点には注意が必要だ。実行用の構文を確認するには「droopy -h」あるいはdroopy --helpとコマンド入力をすればよく、この操作により次の説明が表示されるようになっている。
usage: ./droopy [-m message] [-p picture] [-d directory] port example: ./droopy -m "Hi, this is Bob. You can send me a file." -p avatar.png
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| Droopy |
ここに表示されているように指定可能なパラメータは3つしか存在しない。このうち-m(あるいは--message)パラメータは、アップロード用ページにアクセスしたユーザに提示するメッセージの指定に使用する。ここではHTMLコマンドも使用できるが、単なるファイルアップロードの説明にそれほど凝った文字装飾は必要ないだろう。同じく-p(あるいは--picture)パラメータはページ上に表示させる画像ファイルの指定であり、-d(あるいは--directory)パラメータはダウンロード用ディレクトリの指定に使用する。droopyのWebサイトにある説明では、転送されてくるファイルのダウンロード先は常にdroopyの格納ディレクトリとされると書かれているが、実は最後のパラメータ指定によって任意に変更できるのだ。
