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Finnixはシステム管理者向けのディストリビューションなので、ネットワークのスキャンおよび監査用のNmap、強力なネットワークパケット監視ツールtcpdumpなど、便利な定番のネットワーキングツールが付属する。また、snmpといったSNMPツール、インタラクティブなLANトラフィックモニタIPTraf、ipchainsやiptablesなどのネットワークフィルタリングおよびファイアウォール、PPTP、IPsec、SSL用の各種VPNツール、pingやtracerouteといった一般的なネットワークアクセスチェックツールも用意されている。さらには、ethtoolやifdownupなどのネットワークインタフェース管理コマンド、NFS、Samba、FTPのようなネットワークサービスを有効にするツール群も存在する。
今回はパーティション管理ツール、具体的にはPartimageとddrescueを試してみた。パラメータの一部を使わなかったためにいくつか問題は出たが、パーティションイメージの作成、ネットワークドライブへの保存、壊れたディスクのデータのリカバリが無事に行えた。また、CDおよびDVDの焼き付けツールも、パラメータの詳細な説明を参照したうえでコマンドラインから実行を試し、DVDにデータを記録することができた。設定ファイルの編集にはJoeが便利だったが、エディタはそれ以外にもsedやZileが用意されている。Finnixの全パッケージについては、公式サイトで確認してほしい。
システム管理者向けのツールが充実
Finnix 92.0は、システム管理者にとって便利なディストリビューションだ。データのリカバリ、ハードウェアの診断およびベンチマーキング、ネットワークサービス、監視といった作業ができる数多くのツールを備えたこのディストリビューションに、管理者は大いに助けられるだろう。しかし、システムのブートや操作をグラフィカルな環境で行うことに慣れた普通のユーザ向きではない。FinnixのCLIベースのツールにそれほど複雑なものはないが、使い方はしっかりと理解しておく必要がある。
Finnixに付属するパッケージ群は、特にファイルシステムの管理およびリカバリとCLIのバックアップの面で、満足のいくものだった。ただし、深刻なネットワークのトラブルシューティングには、それ専用に作られたNetwork Security Toolkit(翻訳記事)やBackTrack(翻訳記事)をお勧めしたい。
