ここ数年、Sunは自社ソフトウェアのオープン化に本格的に取り組むようになってきた。その最新の成果は、LinuxやBSD同様のオープンソースUnixオペレーティング・システムでこの5月にリリースされた OpenSolaris だ。試用したところ、デスクトップにもサーバーにも十分使えるOSだった。
OpenSolarisはSunのCommon Development and Distribution License(CDDL)の下でリリースされている。このライセンスはLinuxに適用されているGNU Public License(GPL)と互換性がなく、したがってOpenSolarisに使われている多くの技術がすぐにもLinuxに波及する見込みはない。また、完全なフリーでもなく、一部のコンポーネントはOpenSolaris Binary Licenseの下でバイナリー形式でのみ提供される。
インストール
OpenSolarisはライブCDの形で提供されている。したがって、まずインストールなしでCDから直接起動し、起動後ハードディスクにインストールする。筆者はISOイメージをダウンロードしてCDに焼き、テスト・マシンで起動した。なお、OpenSolarisを起動して実行するには、AMDまたはIntel製の最近のCPUと512MB以上のメモリーが必要だ。
起動は簡単だった。途中入力する必要があったのはキーボードの種類とデスクトップ言語を指定するときの2回だけで、あとは何ごともなく進行しデスクトップが表示された。OpenSolarisはGNOMEデスクトップ環境を採用しており、このリリースではGNOME 2.20.2だった。
OpenSolarisを少し触ってみようというだけの場合は、この状態で試用することができる。CDから通常と同じように使える。筆者はインストールしたかったので、デスクトップにある「Install OpenSolaris」ツールを使ってインストールした。
インストールは、グラフィカル・インストーラーが案内してくれる。OpenSolarisをインストールする場所(ここで指定したパーティションまたはディスクにあるデータはすべて削除されるので注意)、タイムゾーン、デフォルトの言語サポート、ロケールに対応した日付形式を指定する。そして、rootパスワードを設定し、ユーザー・アカウントを1つ作成し、ホスト名を指定して完了する。インストール手順については多くの解説書が用意されており、VirtualBoxの下でインストールする方法やデュアルブート・システムにする方法などの解説もある。
