クレイ・ジャパン、インテルCPU搭載の“パーソナル”スーパーコンピュータ

 クレイ・ジャパン・インク(本社:東京都千代田区)は、企業部門単位や小規模企業で導入できる“パーソナル”スーパーコンピュータ「CRAY CX-1」を2008年10月中旬以降発売する。同社で初めてインテルCPUを採用した。価格は、基本構成4ノード(クアッドコアXeon×8基、32GBメモリ、120GB HDD×4基)で約350万円からの予定。OSには、Windows HPC Server 2008またはLinuxが利用できる。

 これまで高コストや、扱える専門家がいないことなどからHPCシステムを導入できなかった大企業の個別部門、小規模企業、研究所、大学学部などに向けた製品。ハードとソフトを構成済みで簡単に導入・運用・アップグレードできるようにした。標準的なオフィス電源を使用するコンピュータとしては世界最速という。

 静音性に優れ、デスクサイドに設置できるコンパクトな筐体で、電源は100V/240Vの一般用。最大8ノードと16基のデュアルコアまたはクアッドコアのXeonを搭載可能で、1ノードあたり最大64GBのメモリを搭載できる。筐体内部に最大で4TBのストレージを搭載可能で、計算、ストレージ、可視化の各ブレードは、導入企業の要件に合わせて適切な構成にできるという。

 同社は、CRAY CX-1の日本国内でのマーケティングでマイクロソフトと協業する。

クレイ・ジャパン・インク
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