「OpenSNP」が日経地域情報化大賞を受賞

 日本経済新聞社は2008年9月29日、ITによる地域活性化に先進的に取り組んでいる事例を表彰する「日経地域情報化大賞2008」の選定結果を発表。大賞には、地域SNSを開発・提供するプロジェクト「OpenSNP地域情報プラットホーム連携プロジェクト」が選ばれた。

 OpenSNPは、地域ISP事業などを展開するインフォミーム(本社:兵庫県姫路市)が開発したSNSソフト。阪神・淡路大震災のボランティア体験をもとに、兵庫県エリアの地域SNS「ひょこむ」を行政やNPOなどと共同で開設。その後、南房総(千葉県)、伊丹(兵庫県)、横浜、盛岡など全国20カ所以上の地域SNSにASP提供している。それぞれの地域の「タコツボ化」を防ぐため、地域SNS同士を連携する仕組みを取り入れた。

 基本的なSNS機能のほか、情報を発信者がコントロールする「アクセス制御・コメント制御」、地域のさまざまなニュースをわかりやすく見せる「マップ・イベントカレンダー連動」、簡単にムービー登録できる「動画配信」などの機能を備える。2009年春にはオープンソース版を正式リリースする予定。

日経地域情報化大賞
http://www.nikkei.co.jp/riaward/index.html

OpenSNP地域情報プラットホーム連携プロジェクト
http://asp.opensnp.jp/