もう1つの方法は、やや複雑だが、コンピュータ間でカット&ペーストを使えることを考えればメリットはある。ただし、今回のテスト環境ではこの機能を実現できなかった。残念なことに、x2xのドキュメントはあまり充実していない。
この方法では、リモートディスプレイに接続する前にプライマリマシンのIPアドレスかホスト名をリモートマシンのxhost認証に追加する必要がある。これをしないと、プライマリマシンからアクセスを拒否される。リモートマシンのコマンドラインでコマンド「xhost IP_or_hostname 」を入力しよう。エラーがなければ先へ進む。エラーの場合は、リモートマシンのセキュリティ設定をチェックする。この手順が無事に終わったら、次のコマンドをプライマリマシンで実行する。
x2x -to IP_or_hostname:0.0 -direction_of_the_remote_display
これで準備は完了だ。選択した方向へ、画面でマウスポインタを移動してみよう。すべてが正常に機能すれば、ポインタはプライマリマシンの画面から消えてリモートマシンの画面に現れるはずだ。次に、カット&ペーストを試してみよう。うまくいけば申し分なし。たとえダメでも話が違うと咎めないで欲しい。そういうこともあると先ほど書いた。
1組のキーボードとマウスで複数のマシンの複数のディスプレイに手軽にアクセスできれば十分なら、x2xは期待に適う。特にリモートマシンにしかrootでアクセスできない場合は便利だ。カット&ペーストの機能が是が非でも欲しい場合やコンピューティング環境にMac OS Xが含まれる場合は、Synergy(翻訳記事)を使うことを検討しよう。
David Pendell 20年以上にわたってコンピューター上のオーディオ・ビデオ処理を扱ってきた。ここ10年は組み込み向けから中規模サーバーまで、種々のプラットフォームでLinuxを扱っている。
