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FSFが優先プロジェクトの支援キャンペーンを展開、寄付金を募集

2008年10月06日 11:21 Bruce Byfield 1 2 3

 GNUプロジェクトの創立25周年をStephen Fry氏からのお墨付き翻訳記事)の言葉とOpenGLのライセンス変更翻訳記事)で飾ったフリーソフトウェア財団(FSF:Free Software Foundation)は、1か月に及ぶ記念行事の締めくくりとして、優先プロジェクトのリストを再び掲げてその支援を強化しようとしている。優先プロジェクトのリストには、完全にフリーなコンピュータシステムの実現に必要でありながら、まだ手つかずだったり未完成だったりするソフトウェアが記されている。このリストは、FSFのWebサイトにただ掲載されているわけではない。プロモーション活動の対象として活発な支援や議論の呼び水となり、FSFの活動を改めて強調するものになるという。

 FSFは今後、ブログとメディアへの露出および発言でリストの宣伝を強化していくつもりだ。FSFのキャンペーンマネージャJoshua Gay氏は次のように話している。「リスト再公表の本当のねらいは、この優先プロジェクトリストを我々の活動に組み入れることだ。だから我々は、世間とメディアの関心をできるだけ集める必要がある」

 今回のキャンペーン資金の元手になるのは、WorldLabel.comのオーナーRussell Ossendryver氏からの寄付金10,000ドルである。Ossendryver氏は、ずっと以前からフリーソフトウェアを支持しており、ここ2年は自身のブログでOOXML-ODF標準規格に関する論争を繰り広げていることで知られている。また、2年前に開催されたOpenOffice.orgのテンプレートコンテストのスポンサーでもあった。

 Ossendryver氏の寄付によって生まれたこの基金は、同氏によれば、開発者への報酬に直接あてられるのではなく、おそらくは開発者が一堂に会しての短期集中開発の実施といった、支援活動全般に使われることになるという。また、必要に応じて文書化やアート制作にも資金が供給される。

 寄付への参加を希望する組織や個人は、FSFサイトの新しいページからその申し出を行うことができる。

 Ossendryver氏は次のように語っている。「優先プロジェクトリストの再公表は、フリーおよびオープンソースコミュニティ内の対話を深めるきっかけになり、コミュニティが必要とするソフトウェアの開発をあと押しすることになるだろう。こうした活動は、コミュニティが独自のテクノロジに取り組む場合には特に重要だと思う。それがプロプライエタリソフトウェアとのギャップを埋めるために必要なテクノロジであればなおさらだ」

最終更新:2008年12月06日 17:07