SMPlayerはリソースの浪費もない。私が以前どこかで目にした報告では、MPlayerで動画の全画面再生を行うとかなりのCPUリソースを食うとの話だった。だが私の環境(CPUは1.8GHzのデュアルコアPentium、OSはopenSUSE 10.3)で試したところ、CPU使用率は高くても10%程度だった。私がふだん動画再生に使っているKaffeineと比べてみても、結果は同程度だった。
SMPlayerの特徴的な機能の1つが、再生を中断した状態でSMPlayerを終了した場合でも、次回その続きを同じ場所から再開できるという機能だ。もう1つが、複数の動画を順番に再生できるプレイリストの作成機能だ。必要に応じて順番を並べ替えたり、ランダムな順番にシャッフルすることも可能だ。また、ループ再生を行うリピート機能もある。
SMPlayerでは字幕も非常に柔軟に制御できる。あらゆるフォーマットに対応しているうえ、設定項目も数多い。[環境設定]ウィンドウでは、字幕のフォント、色、サイズの設定や、SSA/ASSライブラリを使って表示スタイルを向上させる設定が可能だ。(字幕のスタイルについて詳しくは、オンラインのヒントを参照してほしい。ヒントではこの他にも、ツールバーの設定やオーディオ・イコライザーの使用など、さまざまな話題について役立つ情報が紹介されている。[ヘルプ]→[ヒント]から参照可能だ)。映画を再生するときには、字幕をその場で変更できる。クローズド・キャプションへの対応や、字幕位置の上下移動、サイズ変更も可能だ。映像と字幕の同期がうまく取れていない場合には、字幕のタイミングを前後に調整できる機能もある。さらに、字幕が付いていない場合には、www.subtitles.orgで目的の字幕を探したり、字幕をアップロードすることもできる。
普段はKaffeineで動画を再生している私だが、SMPlayerは設定項目も豊富で、すばらしいアプリケーションだと思った。完全乗り換えも選択肢として十分に考えられる。
Federico Kerekiはウルグアイ在住のシステムエンジニア。20年以上にわたり、システムの開発、コンサルティング活動、大学での教育指導を続けている。
