「openSUSE 11.1」ベータ2がリリース

末岡洋子
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　openSUSEプロジェクトは10月3日（米国時間）、無償のLinuxディストリビューションの最新版「openSUSE 11.1」のベータ2を公開した。e1000eドライバのバグに最大限の対応を施したほか、「VirtualBox」などのソフトウェアを最新版にアップグレードした。

　Intelのネットワークカードドライバe1000eのバグは、Linuxカーネル2.6.27rc7以前に影響するもの。9月にリリースしたopenSUSE 11.1のベータ1では、不揮発性メモリーを改変してしまうなどの不具合が報告されていた。この問題では、Linux開発者コミュニティとIntelとが引き続き協業中だが、ベータ2では複数のカーネルパッチにより不揮発性メモリーが上書きされる状況を阻止できるだろう、としている。

　最新版でも、e1000eはデフォルトで有効化されているが、ユーザーは無効化してダウンロードできるという。

　このほか、「VirtualBox 2.0.2」「OpenOffice.org 3.0 RC2」「GNOME 2.24.0」「KDE 4.1.2」「Mono 2.0 RC3」「Compiz 0.7.8」などの最新版が含まれる。

　openSUSEでは、バージョン11.1の正式版リリース予定を今年12月18日としている。

openSUSE
http://www.opensuse.org

「openSUSE 11.1」ベータ2　ダウンロード
http://software.opensuse.org/developer