Linux開発者会議「Kernel Summit」、2009年東京開催が決定

　The Linux Foundationは、Linuxカーネル開発者会議「Kernel Summit」を、2009年10月に東京で開催すると発表した。Linus Torvalds氏をはじめLinuxカーネルの主要開発者が結集して、開発の課題や今後の方向性を議論する。

　2006年までは毎年、カナダのオタワで開催されていたが、2007年から各国を巡回することになり、2007年は英国ケンブリッジ、2008年は米国ポートランドで開催した。第9回となる来年は、英語圏以外からも多くの開発者にコミュニティに参画してもらうことを目指し、東京での開催を決定したという。

　Linuxカーネル開発に貢献した開発者だけが参加できる招待制で、今後、カーネル開発コミュニティ内で選考する。例年70～80人程度が招待されるという。日程は2009年10月18～20日の3日間。場所は東京・秋葉原近郊を検討している。

　また、Kernel Summit開催に合わせて、「Linux Foundation Tokyo Linux Symposium」を開催する。日本国内で開催していた「Linux Foundation Japan Symposium」を発展拡大したイベントで、Linux開発の最新動向の入手や、オープンソース開発リーダーと対面での情報交換ができる。

　Linuxカーネル開発者による基調講演や招待講演、論文発表、チュートリアルなどのプログラムを予定。参加制限はなく、開発者のほか、企業経営者などにも広く参加を呼びかける。日程は2009年10月21～23日。

The Linux Foundation Japan
http://www.linux-foundation.jp/