plan/b
plan/bはネットワーク対応のファイルバックアップシステムで、ネットワーク上のさまざまな場所にあるファイルをさまざまなデバイスに簡単にバックアップすることができる。CD-ROM、Windows共有、ローカルディスクのほか、FTP経由でもバックアップ可能だ。クライアントマシンには、エージェントをインストールし、バックアップサーバーまたはネットワーク上のいずれかをバックアップ先とするバックアップタスクを起動しておく。plan/bはJava上で動作するため、管理はLinuxまたはWindowsのクライアント上で行う。ルールとスケジュールでバックアップジョブを管理し、指定されたデータを指定された時刻にバックアップする。バックアップ先が1つで間に合わない場合は、バックアップデータを複数の媒体に分散することもできる。もちろん、バックアップしたファイルの復元も可能だ。
plan/bを使用するときは、まず、LinuxまたはWindows形式の1.5安定版か1.6ベータ版のパッケージをダウンロードする。Linuxパッケージは.jar形式で約14MB、JREはバージョン1.5以降が必要。コマンド「java -jar filename 」を実行すればインストールできる。あとで必要になるので、インストールしたフォルダーをメモしておくこと。
サーバーやエージェントサービスを起動するスクリプトは、plan/bのbinフォルダーにある。バックアップ管理サーバーにするマシンではserver.shスクリプトを実行する。サービスの起動後、console.shスクリプトを実行するとグラフィカルな管理コンソールが開く。CD-ROMやハードディスクなど、バックアップ元またはバックアップ先とするストレージデバイスを持つマシンでは、エージェントスクリプトを実行する。エージェントを実行すると、管理コンソールで、ネットワーク上のマシンにあるそのストレージデバイスが検出されるはずだ。
さて、バックアップジョブの作り方を説明しよう。まず、バックアップ元またはバックアップ先として使うストレージデバイスを構成しておく必要がある。plan/bは、サーバー上のストレージデバイスだけでなく、エージェントがインストールされ動作しているマシンのストレージデバイスも自動的に検出する。したがって、ストレージデバイスが正しく検出されていることを確認するだけでよい。必要があれば、ネットワークのロケーションを仮想デバイスとして追加する。仮想デバイスには、SMBディレクトリー、Windows共有、NFS/FTPが使える。バックアップ先のリモートマシンのユーザー名とパスワードなどのパラメーターを指定し、検出できることを確認する。デバイスが確認できたら、バックアップジョブを作成する。Unix/Linuxシステムの場合、Deviceオプションの下にあるmountコマンドのロケーションを忘れずに指定すること。そうでないと、plan/bがデバイスを正しくマウントすることができない。
ジョブは次のようにして作成する。まず、メニューからJob→Add new jobと進むか、ツールバーにある対応するアイコンをクリックする。ダイアログボックスが開くので、そこでジョブの名前、ログの設定、バックアップの種類(インクリメンタルの場合)、バックアップ元、スケジュール、バックアップ先を指定する。バックアップ元は、検出されたデバイスのロケーションがWhatタブに表示されるので、ここから選択する。バックアップすべきファイルだけを抜き出す、またはバックアップしないファイルを除外するルールを追加したり既存のルールを変更したりして、ファイルを取捨選択するフィルターを設定することもできる。バックアップジョブのスケジュールは、Whenタブで設定する。月、週、日、時間、分単位で指定可能。バックアップ先はDestinationタブで指定する。設定が終わったらジョブを保存する。保存したジョブはplan/bのoverviewメニューに表示される。スケジュールを待たずに、すぐにジョブを実行することもできる。
plan/bは、サーバーのCDバーナーまたはリモートマシン(エージェントソフトウェアを使う)上にファイルを直接バックアップしたり、ストレージに余裕がないときは複数のボリュームにバックアップしたりすることもできる。したがって、バックアップ先がCDドライブの場合、CDが一杯になったときに差し替える準備をしておく必要がある。すぐに入れ替えないと、ジョブは取り消される。
復元も、Restoreメニューで、バックアップに使ったジョブを選ぶだけで簡単だ。詳細は解説を見てほしい(不完全な部分もあるが)。
