まとめ
KOfficeアプリケーションに最高レベルのフリーソフトウェアプログラムとなってほしいと望むユーザーにとって、今回のKSpreadの改良は前途有望である。しかし残念ながらKWordとKPresenterについては、そうはいえない。両プログラム共にもうかなり長い間、可能性を秘めたままの状態が続いており、私もそろそろ、これらが期待に応えてくれる日は来ないのではないかとあきらめかけている。
ただしKWord、KSpread、KPresenterのすべてに関し、バージョン2.0のベータ版において改良が見られるのは事実であり、その共通インターフェースもKDE 4.xのデスクトップ環境にマッチしている。特に以前のバージョンから速度をさほど落とすことなくこれが実現されていることから、概して今回の変更は有望であるといえる。
しかし、実装されていない機能が非常に多く、不安定な部分が多いため、今回のバージョンはベータ版となっている。このため、現段階での評価は暫定的なものにならざるを得ない。今のところ、KSpread以外の主要なアプリケーションは、改良はされたが多くのユーザーが期待するレベルには達していないようである。しかし正式版がリリースされるまでに、この状況は変わる可能性もある。
Bruce Byfieldは、Linux.comに定期的に寄稿しているコンピュータジャーナリスト。
