「OpenOffice.org 3.0」がリリース

 OpenOffice.orgは10月13日(米国時間)、オープンソースオフィススイートの最新版「OpenOffice.org 3.0」をリリースした。Windows、Linux、Solaris、Mac OS Xに対応、日本語を含む7言語版をダウンロードできる。

 OpenOffice.org 3.0はドキュメントフォーマット「OpenDocument Format(ODF)1.2」に対応した。「Microsoft Office」形式のファイルの読み込み/書き出しが可能で、「Microsoft Office 2007」「Microsoft Office 2008 for Mac OS X」で作成したファイルも読み込める。

 最新版では、「Aqua」を採用することでMac OS Xにネイティブ対応した。また、新機能であるスタート画面「Start Center」により、スイートを容易に利用開始できるようになった。

 アプリケーションレベルの強化点としては、表計算ソフト「Calc」では、前バージョンの約4倍となる1シートあたり最大1024列を作成可能となったほか、アドオンとして提供されていた「Solver」が統合され、制約条件をダイアログウィンドウで入力可能となった。ワープロソフト「Writer」では、複数のページを表示できる機能などが追加されている。

 OpenOffice.orgでは予想外の要求を受け、現在ダウンロードのみが可能な簡易Webサイトとなっている。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org