オプションのパッケージ群
バージョン2.0のリリース以来、OpenOffice.orgではエクステンション(拡張機能)コミュニティも賑わいを見せている。標準のコードでは物足りないという人は、エクステンションのリポジトリを調べてみるとよいだろう。Sun Report BuilderやSun Presentation Minimizerなど、すでに多くのユーザからの信頼を勝ち得たツール群が存在する。
さらに3.0のリリースに伴い、この最新バージョン用にビルドされたエクステンションが少なくとも2つ提供されている。Linux.comで取り上げたことのあるPDF Import Extension(翻訳記事)では、DrawでPDFファイルを開いてPDFファイルの編集や修復が行える。スライドショーを頻繁に利用する人には、Presenter Console Extensionが重宝がられるだろう。これを利用すれば、プレゼンテーションの実施中でも密かにノートの内容や次のスライドを確認することができる。
また、エクステンションをインストールすると、OpenOffice.org 3.0にもFirefoxと同じようなエクステンションの自動アップデータが用意されていることに気付くはずだ。
まとめ
バージョン3.0で1つ残念なのは、インタフェースの一貫性向上や、90年代風の古風で雑然としたダイアログウィンドウの改良、といった包括的な取り組みが見られないことだ。こうした問題への配慮が欠けているのは、SunによるOpenOffice.orgの商用版であるStarOfficeと同じコードが使われているためだろうか。StarOfficeが対象とする市場では、主要機能の根本的な見直しよりも、機能強化のほうが売り上げの拡大につながる。その理由はともかく、インタフェースの整理を求める人々は、次のメジャーリリースまであと2、3年は待つ必要があるだろう。
OpenOffice.orgのインタフェースは、時代遅れではあるが、なじみ深いものであることも確かだ。また、バージョン3.0のあらゆる変更により、ほとんどのユーザは、オフィス生産性スイートとしての使いやすさがにわかに向上した部分がいくつもあることに気付くだろう。
OpenOffice.orgは、英語など何種類かの言語のものが同プロジェクトのダウンロードページから入手できる。ほかの言語のバージョンも今後数週間にわたってリリースが行われるはずだ。
Bruce Byfieldは、Linux.comに定期的に寄稿しているコンピュータ分野のジャーナリスト。
