そもそもアップグレードの必要があるのか疑いの目で見る人も多い。
「Python 3.0の実装は、[現代のプログラミング言語が直面する]パフォーマンス、並列性の強化、一貫性のある新しいバンドルライブラリの提供などの問題に比較的わずかしか関心を向けてません」
Boddie氏は、Python 3.0がほとんどの開発者によって必要なアップグレードであると判断されず、その結果、Windows Vistaが前世代のWindows XPを継ぐデファクトのWindowsにならなかったように、Python 3.0がデファクトのPythonとしてのステータスを失いはしまいかと危惧する。
現在、Python実装の筆頭はCPythonである。これはCで書かれたPythonインタープリタだ。ただし、Boddie氏によれば、この他にJPython(Javaで書かれたPython)、IronPython(Microsoftの.Netの共通言語ランタイムで書かれたPython)、PyPy(Pythonで書かれたPythonインタープリタ)などが存在する。
「Python 3.0は、他のPython実装に注意を向けた方がよいかもしれません。特に、それらがPython 3.0の互換性を優先事項として追ってない場合は」と、Boddie氏は提案する。
とはいえ、コア開発者チームは、最終的には潮目が変わると確信する。「ほとんどの人は1年後に2.6を使ってると予想します。3.0を使うのは、最先端のものに無条件で飛び付く人だけでしょう。ただし、これから新しいプロジェクトを始めるなら、3.0を使うべきですね」
