Kickerメニューをざっと見たところ、必要なものはほとんどすべてDVDに含まれており、ハードドライブにインストールされていた。STUXのウェブサイトには、1200余りのパッケージの全種類がリストアップされている。ウェブブラウザとしては「Firefox」、BitTorrentには「Azureus」、インスタントメッセージングには「Kopete」と「Pidgin」、電子メールには「Thunderbird」と「Seamonkey」、IRCには「XChat」、FTPには「gFTP」、音楽には「Amarok」「Audacious」「JuK」、ビデオには「Xine」「MPlayer」「VLC」、グラフィックス編集には「GIMP」と「Krita」、オフィススイートとしては「OpenOffice.org」と「KOffice」があり、ありとあらゆるボードゲームも提供されている。DVDに含まれていないパッケージは、STUXが使用するSlackwareのパッケージマネージャであるswaretによってインストールすることができる。
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| STUX 2.0のコントロールパネル |
MPlayerによって何とか手持ちのDVDの何枚かを再生することができたが、他の動画プレーヤーはいずれも、それらをデコードすることができなかった。他のLinuxディストリビューションではMPlayerで再生できるのに、まったく再生できないDVDもあった。私は音楽用にはAudaciousを使用することが多いのだが、他にも多数のオーディオプレーヤーが用意されており、どれも同じようにうまく動作した。少なくとも、今回使用した動画のほとんどのコーデックはインストールされているようだった。どうも欠けているらしいのはFirefox用のFlashプラグインだったが、これを解決するのは簡単だった。Nvidiaビデオドライバは含まれており、デフォルトでインストールされていたが、STUXのコントロールパネルにおいて、Compizを有効にする必要があった。コントロールパネルは、ユーザーがさまざまなシステム設定オプションを変更するためのもので、(動画や音楽の再生など)一部のタスク向けの簡単なウィザードも含まれている。とはいえ全体的には、特に新たに設定することなくうまく動作した。
STUX 2.0は、前回のレビュー時の、バグだらけで使えなかったシステムからかなり進化した。これなら新しいディストリビューションを試してみたいと思っている人にもお薦めしたいと思う。ただしインストール直後にrootパスワードを設定することだけは、心から忠告させていただく。そのままでも優れたディストリビューションに、独特のアートワークがさらに美しさを添え、ますます増加するすばらしいディストリビューションの中でも際立った存在にしているといえる。
Preston St. Pierreは情報システムを専攻する学生。カナダのブリティッシュコロンビアにあるUniversity of the Fraser Valleyに在学中。
