米TI、「Android」向けにBluetoothと無線LANのドライバをオープンソースで提供

 米Texas Instruments(TI)は2008年10月22日(米国時間)、携帯電話プラットフォーム「Android」向けに、Bluetoothおよび無線LANのドライバソフトウェアをオープンソースで提供すると発表した。Androidを推進する米GoogleとOHA(Open Handset Alliance)は同日、Androidのソースコードを公開しており、これに合わせた。

 TIは今年初め、同社の「OMAP 3」アプリケーションプロセッサでAndroidをサポートすると発表しており、これに追加する形となる。提供するドライバは、Bluetooth技術の「Bluelink」製品と、無線LAN技術の「WiLink」製品に重要なコネクティビティ機能を提供する。無線LANドライバのオープンソース提供は、携帯業界では初という。

 ドライバのソースコードを、Androidプラットフォームにあらかじめ組み込んでおくことで、開発プロセスを簡素化し、市場投入までの期間を短縮できるという。ライセンスはApacheおよびBSDライセンスを採用して、多くの企業が特許技術を公にすることなくAndroidプラットフォームを採用できるようにした。

 TIは昨年11月の発足時からOHAに参加している。

Texas Instruments
http://www.ti.com/

Android
http://www.android.com/

Androidオープンソースプロジェクト
http://source.android.com/

OHA
http://www.openhandsetalliance.com/