パーティションの拡張
パーティションを拡張する前に、Ubuntuパーティションのファイルシステムが正常であることを確認しておくとよいだろう。これを行うにはまず、先ほどと同様にUbuntuインストールCDのライブディストリビューションモードで起動する。ターミナルウィンドウを開き、「sudo fsck.ext3 -f /dev/sda5」とコマンドを入力して、ディスクチェックを行う(Ubuntuが、Windowsとともにハードディスクに標準構成でインストールされていることを想定している)。
ディスクチェックが終了したらターミナルウィンドウを閉じ、[システム] → [システム管理] → [パーティションエディタ]を選択する。その後の操作は何をしたいかによって異なるが、Ubuntuパーティションを拡張したいだけならば、以下の手順に従うとよい。
- [パーティション]リストで、[linux-swap]エントリを右クリックし、[Swap off]を選択する。これによりUbuntuのライブディストリビューションモードは、swapパーティションへのアクセスを停止するため、swapパーティションをハードディスク上で移動させることができる。
- 何よりも先にまず、Ubuntuを含む、拡張(extended)パーティションのサイズを変更しなければならない。リストの[extended]エントリを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。表示されたダイアログボックスで、[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値を
0に変更して、タブを押す。これによりパーティションのサイズは、最大容量まで拡大される。その後、[リサイズ/移動]ボタンをクリックする。[適用]ボタンをクリックするまでは実際の変更は行われない。ディスクのパーティションに対するすべての変更を設定し終えたら、最後に[適用]ボタンをクリックする。 - 再び[linux-swap]パーティションを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。表示されたダイアログボックスで、パーティションのグラフ表示をクリックし、空きスペースの端にドラッグする(つまり、グラフ表示の右側へとクリック&ドラッグする)。この操作の後、[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値は
0になっているはずである。[リサイズ/移動]をクリックする。 - GPartedプログラムのメインウィンドウに戻り、リストの[ext3]エントリを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。グラフ表示の中でパーティションの最右端をクリック&ドラッグし、空きスペースが埋まるようにそのサイズを「拡大」する。サイズの拡大に伴って[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値は小さくなり、最後には
0になる。0になったら[リサイズ/移動]ボタンをクリックする。 - 最後に、メインの[Gparted]ツールバーの[適用]ボタンをクリックする。その後、表示されたダイアログボックスの[適用]をクリックし、パーティションが移動されリサイズされる間、しばし待つ。実行状況を知りたい場合は、[保留中の操作を適用しています]ダイアログボックスの[詳細]の横の小さな矢印をクリックするとよい。
- 処理が完了したらGPartedプログラムを終了し、ターミナルウィンドウを開く。「
sudo fsck.ext3 -f /dev/sda5」と入力して、Ubuntuパーティションにエラーがないか、もう一度確認する(ここでもUbuntuが、Windowsとともにハードディスクに標準構成でインストールされていることを想定している)。エラーがあれば修復を促すプロンプトが表示される。通常はyesと入力して修復すればよい。
ファイルシステムのチェックが済んだら、コンピュータを新しいハードディスクから再起動する。Ubuntuパーティションが大きくなっていることに気がつくだろう。
Windowsパーティションも、上述のステップでリサイズすることができる。ただしNTFSパーティションをリサイズする前には、swapパーティションとext3パーティション、およびそれらを含む拡張パーティションを移動させる必要がある。
古いハードディスクを破棄したり、誰かに譲ったりしたい場合には、必ず内容を確実に消去すること。ただし、新しくクローン作成したコピーが正常に動作していることが100%確認できてからである。私はたいてい、コピーが正常に動作していると判断するまでに、1~2週間は様子を見る。その間は古いディスクをそのままとっておくことにしている。
