MySQL Administrator
MySQL Query Browserは、スキーマやテーブルの作成、それらへのデータの追加、ストアドプロシージャおよびファンクションの作成に非常に役立つ。ただし、テーブルが大きくなり、ユーザに対するアクセス権の設定が複雑になると、MySQLサーバを簡単に効率よく管理できる手段も必要になってくる。
MySQLサーバの管理は、コマンドラインユーティリティのmysqladminでも十分に行える。だが、わかりやすいグラフィカルインタフェースとグラフィカルなパフォーマンス表示機能を備えたMySQL Administratorは、MySQLサーバ管理用のすばらしいツールに仕上がっている。
Query Browserと同様、MySQL Administratorでも、まずは接続するMySQLサーバの情報を入力する必要がある。ログインを済ませると、サーバおよびクライアントのサマリ情報が表示される。なお、ここでいうクライアントとは、MySQL Administratorのことだ。
MySQL Administrator画面左側のサイドバーには、MySQLサーバのさまざまな機能を管理するオプションが並んでいる。サイドバーから機能カテゴリを選んでクリックすると、画面右側のタブ化されたインタフェースに関連する情報が表示される。必要なアクセス権限を持っていれば、情報を変更して結果を保存することもできる。
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「Service Control」画面では、クライアントが接続しているMySQLサーバの実行を停止できる。ただし、停止させたサーバを起動し直すには、このツールから離れて手動で操作を行う必要がある。
MySQLサーバインスタンスの設定は、MySQLで設定ファイルと呼ばれている各種オプションファイルでさまざまなオプションやパラメータを用いて行う。「Startup Parameters」画面は、MySQLサーバのさまざまな起動オプションを追加したり変更したりするためのGUIで、ユーザ、データ、一時ディレクトリのほか、MyISAM、InnoDB、レプリケーションの各パラメータ、セキュリティの設定をはじめとするオプションの変更が行える。
「User Administration」画面では、MySQLサーバに対する新規ユーザの追加、既存ユーザの変更または削除ができる。また、こうした基本的な作業だけでなく、スキーマに対する権限の設定やリソースの制限をユーザ別に行うこともできる。
「Health」画面には、使用接続数、トラフィック、実行中のSQLクエリ数など、クライアント接続に関する最新の統計情報が表示される。クエリキャッシュのヒット率は、「Memory Health」タブに表示される。「Status Variables」および「Server Variables」タブには、現在のステータスに関する値、サーバ変数がそれぞれ表示され、設定値を変更できる。「Refresh」をクリックすると、表示内容が新しい値に更新される。
「Backup」および「Restore Backup」画面では、特定のスキーマまたはすべてのスキーマのバックアップおよび復元が行える。また、データベースのレプリケーションを有効にしている場合は、レプリケーションの過程を「Replication Status」画面での監視が可能だ。
ここで紹介したMySQL GUI Toolsの2つのグラフィカルツールは、学生やデータベース指向のアプリケーション開発者の役に立つだろう。MySQL Query BrowserはそうしたユーザにとってMySQLを親しみやすいものにし、MySQL AdministratorはGUIの利用によってデータベース管理者の作業を楽にしてくれる。
Amit Kumar Sahaはコンピュータサイエンスおよびエンジニアリングを学ぶインド出身の学生。Linuxやオープンソースソフトウェアを題材として主に初心者向けの執筆を行い、オープンソースの2つのドキュメント整備プロジェクトにも貢献している。
