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EvolutionをGoogleのPIMアプリと同期させる方法

2008年12月18日 11:02 Andrew Min 1 2 3

 私はGoogle、特にPIMアプリの大の愛好家なのだが、デスクトップに統合され、高速で、機能が豊富なオフラインのアプリケーションも愛用している。コンタクトおよびカレンダアプリケーションであるEvolutionはそのよい例である。Microsoft Outlookのように機能が豊富だが、GNOMEに統合されており、高速だ。これに比べてGmailは遅く、デスクトップには統合されていない。EvolutionがGoogleのPIMアプリと同期すれば完璧である。しかし残念ながら、Evolutionをこれらのアプリと同期させるための容易で包括的な優れた手引書は存在しない。そこで本記事では、その手順を示す。

evolution1_thumb.png
EvolutionのIMAP設定

 Gmailとの同期は、Evolutionの設定の中で最も困難な部分だが、実はそれほど難しい作業ではない。まずGmailのIMAPを有効にする。次にEvolutionを起動し、[編集]→[設定]→[メールのアカウント]を選択して[追加]ボタンをクリックする。表示されたウィザードにおいて、自分の名前と電子メールアドレス、そしてオプションとして返信先と組織名を入力する。次の電子メール受信設定オプション画面で、サーバ種別をIMAPに変更し、[サーバ]フィールドにimap.gmail.comと入力する。ユーザー名として電子メールアドレスを入力し、[セキュアな接続を利用する]をSSLに変更し、[認証方式の種類]をPasswordに変更する。ここで[このパスワードを記憶する]にチェックを入れておいてもよい。

 電子メール送信の設定画面では、[サーバ種別]をSMTPに変更し、[サーバ]ボックスにsmtp.gmail.comと入力し、[サーバ認証を行う]にチェックを入れ、[セキュアな接続を利用する]を「TLSで暗号化する」、[認証]をログインとし、ユーザー名に電子メールアドレスを入力する。ここでも[このパスワードを記憶する]にチェックを入れてもよい。アカウント名を入力して、[適用]をクリックすると、左側のサイドバーのアカウント名/受信箱(このコンピュータの受信箱ではないことに注意)の下に新しいGmail受信箱が配置される。[All Mail (Archive)(すべてのメール)]、[Drafts(下書き)]、[Sent Mail(送信済みメール)]、[Spam(迷惑メール)]、[Starred(スター付き)]、[Trash(ゴミ箱)]といった、ほとんどのGmailフォルダは、アカウント名/[Gmail]の下のサブフォルダとして表示される。自分で作成したラベルは、アカウント名の下のフォルダとして表示される。

KDEの場合
 GoogleのPIMとデスクトップを統合したいと考えているKDEユーザーは、こちらの記事KontactをGoogleアプリと連携させる翻訳記事)を参照されたい。

 これでEvolutionにおける、基本的なGmail設定ができたことになる。これにちょっとした調整を加えれば、これまでGmailを使用してきたユーザーにとってより使いやすいように環境を整えることができる。[設定]に戻り、先ほど作成したアカウントを編集する。[Defaults]タブで、[Drafts]フォルダをアカウント名/[Gmail]/Draftsに変更し、[Sent Messages(送信済みメッセージ)]フォルダをアカウント名/[Gmail]/Sent Mailに変更する。これによりEvolutionは、下書きや送信済みメッセージをコンピュータにローカルに保存するのではなく、Gmailに保存するようになる。残念ながら、[ジャンク]や[ゴミ箱]については同様の設定はできないようである。

 Evolutionでお薦めのGmailに似た機能としてスレッドがある。これはGmailのConversationsに似た機能である。[表示]→[スレッドでグループ化]を選択するか、Ctrl-Tによってこの機能を有効化することができる。この機能を有効にすると、返信はスレッドごとにグループ化される。GmailのConversationsには劣るが、あちらこちらに同じメッセージのコピーが存在する状態を防ぐことはできる。

最終更新:2009年02月17日 17:07