それでは、こうした機能は具体的にどう使用するのだろうか? 例えばGUIを介さないタイプのアプリケーションを介して、オフィスにおける特定ITスタッフの所在を登録する機構が存在するとしよう。そして各スタッフのオフィス在席情報として、このアプリケーションに通知されたIPアドレスの最新情報がNagiosに定期送信されるようになっていれば、通知用のコマンドにこの情報を渡すことで、当該ユーザへのメッセージ送信用IPアドレスとして利用できるはずである。
例えばユーザ名がjdoeでカスタム変数名がDESKTOPIPだとすると、Nagiosの外部コマンドパイプに送信すべきメッセージは下記のようになる。
[1206096000] CHANGE_CUSTOM_CONTACT_VAR;jdoe;DESKTOPIP;12.34.56.78
実際にこれを実行した後に$_CONTACTDESKTOPIP$を使用すると、12.34.56.78という値が返されるはずである。
コンタクト、ホスト、サービスのカスタム変数を変更するには、Nagiosに用意されているCHANGE_CUSTOM_CONTACT_VAR、CHANGE_CUSTOM_HOST_VAR、CHANGE_CUSTOM_SVC_VARというコマンドを使用すればいい。
本稿で解説したコマンドは、Nagiosの外部コマンドパイプに装備されている機能のごく一部を取り上げただけに過ぎない。使用可能な全コマンドの一覧については、「External Command List」のページにて確認できる。
