自己修復型のデータセンター自動化ソフト「cfengine 3.0」がリリース

 ノルウェーCfengineは1月2日(ノルウェー時間)、オープンソースのデータセンター管理ソフトウェア「cfengine 3.0」をリリースした。独自理論を土台とした自己修復機能を特徴とする。同社Webサイトよりダウンロードできる。

 cfengineは1990年代から利用されているデータセンター管理ソフトウェア。独自理論「Promise Theory」を土台とし、自己修復エンジンを持つ。これにより、人間の手を介さずにホストを保守・管理できるという。オスロ大学で研究・開発が進められており、2008年に開発・サポート企業が立ち上がった。

 最新版の主な特徴は、ナレッジマネジメントの統合と新言語。ナレッジマネジメントでは、ISO標準「Topic Maps」ベースのナレッジマネジメント・エンジンを搭載、これによりデータセンターの運行に戦略的判断を反映しやすくなるという。言語は、シンプルなシンタックスと高度なパターン記述機能を持つ新しい言語に一新、大規模インフラや次世代のクラウドコンピューティングリソースを管理できるという。

 このほか、あらゆる環境に適合するパターンマッチングと設計機能、自動カプセル化による前バージョンからの段階的なアップデートなどの機能が加わった。

 Cfengineによると、年内に機能を拡充したエンタープライズ版を発表する予定という。

ノルウェーCfengine
http://www.cfengine.com

「cfengine 3」ダウンロード
http://www.cfengine.com/outside/products_cfengine3.html