第3のモードであるVirtualについては、少し説明が必要だろう。これは仮想(virtual)フォルダを用いて、DVDカタログの論理的な整理を可能にするための機能だ。例えばあるユーザが日本旅行にて撮影した多量の写真を6枚のディスクに分けて保存しており、これら全体を“Japan 2008 images”という1つの仮想フォルダ中にてインデックス化していたとしよう。そして後日、この中から赤目現象の生じていた写真を処分し、アップデート版の写真セットを新規のディスクに焼き直したような場合でも、これらの写真は先と同じ“Japan 2008 images”仮想フォルダに追加できるし、仮にこの新規DVD作成までに2年間が経過していたとしても、そうした時間の開きすらも問題にはならないのだ。
ルートとなるフォルダについては、左端のリストを右クリックすることで新規作成できる。同じく仮想ディレクトリにツリーを追加するには、Physicalモードに戻ってからファイルないしディレクトリを右クリックして“Add to Virtual Folder”を選択し、これにより表示されるツリービューにて追加先とする仮想フォルダを選択すればいい。なお仮想フォルダに追加する物理ファイルとディレクトリに関しては、同じものを複数の仮想フォルダに追加できるようになっている。
VVVの特長は、特定ディレクトリのインデックス化が短時間で行えることだ。また“Starts with”および“Contains”という検索モードも用意されているため、目的のファイルを格納したディスクも簡単に見つけることができる。今後の要望としては、上級ユーザ用に正規表現によるファイル検索機能を追加してほしいところである。
Ben Martinは10年以上にわたってファイルシステムに取り組んでおり、博士課程の取得後、現在はlibferris、ファイルシステム、検索ソリューションを中心としたコンサルティング業に従事している。
