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タスクリストの管理を簡単化する3つのGNU/Linux用ツール

2009年01月22日 10:50 Kurt Edelbrock 1 2 3

 本稿では、忘れてはいけない重要なタスクリストをLinuxにて管理する、3つの予定管理ツールを紹介する。

Tasque

 最初に取り上げるTasqueは(“タスク”と発音)、NovellのHackweek v2の一環として作成されたタスク管理ツールで、その記述にはC#とMonoが使われている。同ツールのインタフェースは至ってシンプルな構成となっており、システムトレイに表示されるTasqueアイコンのクリックによって設定可能なオプションの大半にアクセスできる。タスクの新規登録も簡単で、画面上部に表示されるテキストボックスに予定の名前を入力してAddボタンをクリックするだけだ。ただしタスクのカテゴリ分類については、最初からTasqueに多数のオプションが組み込まれているものの、利用可能な項目はこれらがすべてであり、ユーザが新規に作成することはできない(同ソフトウェアは現在ベータ版段階であり、カテゴリ関連の機能については今後のリリースでの拡張が期待されている)。その他のオプションとしては、インタフェース上の情報表示列をクリックすることで、締め切り日と優先順位(1から3の数字ないし無指定を示す“-”)を設定することができる。なお締め切り日が迫った場合にそれを通知するといった機能はサポートされていないが、各タスクの詳細をノート情報として追加することは可能だ。

task1_thumb.png
Tasque

 Tasqueというアプリケーションを語る上で外せないのが、SQLiteRemember the Milk(RTM)、Evolution Data Server(多くのディストリビューションにてEvolutionパッケージの一部としてインストール)といった各種バックエンドのサポートである。このうちSQLiteもEvolution Data Serverもローカルにて利用可能なオプションであって、自分の予定リストは手元のハードドライブに置いておくことができるため、インターネットに接続できない状況での使用も想定している場合や、この種の情報管理にオンラインサービスを使用したくないユーザが重宝するはずだ。

 これら2つのバックエンドを比較すると、SQLiteの強みは高速に動作する高信頼性ストレージとして利用できることであり、Evolution Data Serverの強みはTasqueの情報をEvolutionの“タスク”機能と同期できることだ。もっとも私自身が選んだTasque用バックエンドは、登録した全タスクのオンライン閲覧を可能とするRemember the Milkである。こうした特性は、複数のオペレーティングシステムやコンピュータを使用するユーザが、1つの予定リスト情報を異なる環境間で同期させたいという場合に重宝するはずだ。また自分の予定リストをRTMのWebサイトを介してチェックするという運用形態は、インターネット接続に対応した携帯電話や、個人的なソフトウェアインストールが許可されない職場のコンピュータからでも利用可能なことを意味する。

 Tasqueのインストールに関しては、同パッケージを収録しているリポジトリの方が珍しいくらいなので、通常はソースからのコンパイルを行わなくてはならない。その具体的な手順については同プロジェクトのWebサイトにて説明されている。なおUbuntu 8.04(Hardy)ユーザの場合はapt-getを介したインストールも可能で、それを行うには下記の行を/etc/apt/sources.listファイルに追加しておけばいい。

deb http://ppa.launchpad.net/tasque-packagers/ubuntu hardy main

 その後下記のコマンドを実行すると、Tasque本体および依存関係にあるコンポーネント群がインストールされるはずである。

sudo apt-get update && sudo apt-get install gnome-sharp2 libmono2.0-cil libevolution3.0-cil tasque

 インストール完了後のTasqueの起動は、デスクトップからのメニュー操作ないしtasqueコマンドによって行えばいい。またGNOME Do(Quicksilver風のアプリケーションランチャ)ユーザの場合は、Tasqueプラグインを入手しておくと、Tasqueへのタスク登録が数回のキー操作で済ませられるようになる。

最終更新:2009年03月24日 17:07