Terminatorをどのように動かそうと、使い方は簡単だ。右クリックのメニューまたはキーボードのショートカットを使って、ウィンドウを水平または垂直に分割し新しいコマンド・ラインを作る。大概は画面が一番広くなるように分割するだろうが、文字が読める限り、分割はいくらでも可能だ。ちなみに、筆者の場合は8回が限界だった。
操作対象のターミナルを変えたいときは、マウスまたはキーコマンドを使う。Ctrl-Tabで巡回、Ctrl-Shift-nで次のターミナルに、Ctrl-Shift-pで前のターミナルにフォーカスが移る。作業が終了してすべてのターミナルを閉じるときは、タイトル・バーのメニューまたはキーボードでCtrl-Shift-qを押す。右クリックのメニューまたはCtrl-Shift-wで、ターミナルを1つずつ閉じることもできる。これ以外は、標準のGNOME Terminalとまったく同じだ。しかし、はるかに便利である。
標準のGNOME Terminalと異なる点が1つだけある。GNOME Terminalメニューが表示されないのだ。したがって、マウスを使って、実行中にプロファイルを変更したり表示倍率を変えたり新しいタブを開いたりすることができない。また、外のデスクトップで切り取ったデータを貼り付けるコマンドは通常のCtrl-vではなく、Ctrl-Shift-vになる。
Terminatorは簡単でしかも効率的なプログラムであるため、遅かれ早かれ、標準のGNOME Terminalの機能として採用されるだろう。まだ実現していないのが不思議なくらいだ。一体全体、どうしてこのような明らかに便利な機能がもっと前のリリースで搭載されなかったのだろうか。
Bruce Byfield コンピューター・ジャーナリスト。 Linux.comで活躍中。
