Cygwin連係
最後に Cygwin との連係機能を紹介しよう。Cygwinは、Cygnus Solutionsという会社が開発したWindows上にUNIXライクな環境を構築するためのソフトウェアであり、CygnusがRed Hatに買収されたことで現在はRed Hatを中心に開発が続けられている。Linux/UNIXで一般的なコマンドやアプリケーションがWindows上で使えるようになるため、Linux/UNIXに馴れたユーザーにはとても便利なツールである。
もっとも、デフォルトのCygwinはシェルの動作端末としてWindowsのcmd.exeを利用するようになっているため、お世辞にも使いやすいとは言い難い。そこで、cmd.exeの代わりにTera Termを利用するためのCygTerm+というプラグインが作成されており、Tera Termのパッケージに同梱されている。これを使うと操作性のよいTera Term上でCygwinのシェルを利用することができる。
Tera TermのインストールコンポーネントでCygTerm+をチェックし、「コンテキストメニューに"CygTerm Here"を追加する」をチェックしておいた場合、エクスプローラでのフォルダの右クリックメニューに「CygTerm Here」という項目が表示されるようになる(図10)。これを選択すると、新しいTera Termウィンドウが開き、そのフォルダをカレントディレクトリにした状態でCygwinのシェルが起動する。いちいちシェルを起動してからディレクトリを移動しなくて済むので便利だ。CygwinシェルはTera Termの「ファイル」メニューから「Cygwin接続」を選択して開くこともできる。この場合、カレントディレクトリはCygwin上でのホームディレクトリになる。
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| 図10 コンテキストメニューに追加された項目 |
なお、Cygwinのインストールディレクトリがデフォルトの「C:\cygwin」であれば、上記の手順でTera TermからCygwinが利用できる。もし、デフォルト以外のディレクトリにCygwinをインストールしている場合は、Tera Termの設定ファイル(通常は「C:\Program Files\teraterm\TERATERM.INI」)の中にある以下の太字の部分をCygwinのインストールディレクトリに合わせて書き換えていただきたい。
; Cygwin install path CygwinDirectory =c:\cygwin