Gitのインストール
各種Linuxディストリビューションや各種BSDでGitを利用するなら、多くの場合システム標準のパッケージマネージャでGitをインストールできる。また、最新版のRPM/DebパッケージやMac OS X向けのインストーラ、ソースコードについてはGitのダウンロードページに入手先へのリンクが掲載されている。
いっぽう、WindowsでGitを使いたい場合はCygwinを利用するか、もしくはMinGW/MSysを使用したバイナリを配布しているmsysGitを利用する。msysGitを利用するとGitの利用に必要なbashやSSH、mvやrm、lsといった各種UNIX互換コマンド、Perlなどをまとめて導入できるほか、簡単なGUIツールも付属している。ただし、GitとSubversionを連携させる「git-svn」などは含まれない。Cygwinを利用している場合やそのほかのUNIX/Linux由来アプリケーション、git-svnなどを利用したい場合はCygwinを、Gitのみを利用したい場合はmsysGitを利用するとよいだろう。なお、msysGitはデフォルトでは「C:\Program Files\Git\」以下に各種ツールをインストールするので、Cygwinと共存させることも可能だ(図5)。
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| 図5 msysGitのインストール先 |
Gitを使った基本的なプロジェクト管理:ローカルリポジトリの作成
Gitを使ったソースコード管理は、まずローカルリポジトリを作成することから始まる。ローカルリポジトリを作成するには2つの方法がある。新規にプロジェクトを立ち上げる場合や、別のバージョン管理システムからGitに切り替える場合など、すでにローカルにGitで管理したいファイルがある場合は、ファイルが格納されているディレクトリで「git init」コマンドを実行すればよい。たとえば、「/home/test/test」ディレクトリをローカルリポジトリにする場合、下記のように実行する。
$ cd /home/test/test $ git init Initialized empty Git repository in /home/test/test/.git/
いっぽう、Gitでファイル管理を行っているプロジェクトに参加する場合や、Gitで管理されているソースコードを入手したいという場合は「git clone <リポジトリ>」コマンドを利用する。たとえば、「git.sourceforge.jp/gitroot/test/test.git」というリポジトリからファイルをダウンロードしてローカルリポジトリとする場合、次のように実行する。
$ git clone git://git.sourceforge.jp/gitroot/test/test.git Initialized empty Git repository in /home/test/.git remote: Counting objects: 857, done. remote: Compressing objects: 100% (494/494), done. remote: Total 857 (delta 339), reused 845 (delta 333) Receiving objects: 100% (857/857), 8.63 MiB | 1089 KiB/s, done. Resolving deltas: 100% (339/339), done. Checking out files: 100% (1120/1120), done.
