データは差分ファイルとして保存
ライブ版として使用している場合でもユーザデータやネットワークの設定などのシステム設定はハードディスクやUSBメモリなどに保存可能だ。初回終了時に、データを保存するかどうかを確認してくるのでその指示にしたがって、保存先やサイズを指定すると「pup_save.2fs」という名前の差分データを保存するファイルが作成される。しかも、次回以降の起動時にはこのファイルが自動的に読み込まれる。
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| 図3:差分データの保存 |
ちなみに、差分データを扱うファイルシステムとしてはunionfsが採用されている。また、保存先のパーティションのファイル形式はFAT32、NTFS、ext2/ext3が利用可能だ。ただし、NTFSパーティションを利用する場合には、事前にデフラグを実行しておくことが推奨されている。
PETgetパッケージマネージャ
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| 図4:PETgetパッケージマネージャ |
コンパクトなサイズに一通りの機能を詰め込んでいるPuppy Linuxだが、必要であればソフトウェアを追加することもできる。Puppy Linuxは「PET」という独自のパッケージ形式を採用しており、インターネット上のリポジトリで多くのソフトウェアがPETパッケージとして公開されている。それらは「PETgetパッケージマネージャ」によってインストール可能だ。
なお、GIMPなどはPETgetパッケージマネージャでインストール可能だが、OpenOffice.orgや開発環境などの大規模なソフトウェアはコンボバックと呼ばれる形式で公開されており、先に触れた「pup_save.2fs」と同じ階層に保存しておくことで起動時に読み込むかどうかを選択できる。
ライブ版として利用しても十分実用的だが、「Puppy Universal Installer」を利用すると、Puppy Linuxをハードディスクなどにインストールすることが可能だ。インストール方法は、「Frugalインストール」と「フルインストール」の2種類が用意されている。前者はライブ版のISOイメージをハードディスクに保存しユーザデータは差分ファイルとして保存する方法だ。それに対して後者は、一般的なLinuxと同様に、ディレクトリツリーをハードディスク内のLinux用のファイルシステムに展開する方法だ。一般的に、Frugalインストールはライブ版と同様にシステムをメモリ内に読み込むため、より高速な動作が可能となる。逆にフルインストールの場合は、必要なデータをその都度読み込むため、メモリの消費量を抑えられる。どちらを選択するかの目安だが、メモリが256MB以上のシステムの場合は、Frugalインストールを選択するとよいだろう。
