KDE Community、「KDE 4.2.1」をリリース

 KDE Communityは3月4日、オープンソースのUNIX/Linux向けデスクトップ環境の最新版「KDE 4.2.1」(開発コード名「Cream」)をリリースした。バージョン4.2系では初の翻訳・サービスリリースとなるほか、「Okular」「Kopete」などいくつかの機能が強化されている。

 KDEは今年1月、マス向けに機能強化を図った「KDE 4.2」をリリースした。4.2.1は、バグ修正やマイナー機能強化を行ったメンテナンスリリースとなる。

 KPDFベースのドキュメントビューアのOkular、IMクライアントのKopete、電子メールクライアント「Kmail」で複数のバグが修正された。この結果、Okularでは安定性が増し、KmailやKopeteでは安全性が改善されている。「KHTML」もバグ修正や最適化が施された。「kdecore」では、2桁での年号フォーマットを使ったときに生じる問題などが修正されている。

 言語対応も強化され、ツールやアプリケーションを50以上の言語で利用できるという。

 4.2.1のバイナリパッケージやソースコードは、同コミュニティのWebサイトよりダウンロードできる。

KDE Community
http://www.kde.org