openSUSEも固定リリースサイクルを採用、8カ月おきリリースへ

 米Novellが支援するopenSUSE Projectは3月5日、次期版「openSUSE 11.2」の開発ロードマップと今後のリリースポリシーを発表した。今後8カ月の固定リリースサイクルに移行し、次期バージョン11.2は今年11月にリリースするという。

 openSUSE Projectでは、openSUSEのリリースのサイクルを今後8カ月で固定する。リリース日はリリース月15日の直前の木曜日で、公開1週間前にフリーズし、4週間のRC(リリース候補)期間を守るとしている。開発チームはすぐにこの8カ月ルールを適用し、次期版のopenSUSE 11.2(開発コード名「Fichte」)を今年11月12日に公開する予定だ。

 11.2以降のリリース予定としては、バージョン11.3(開発コード名「Rousseau」)が2010年7月、バージョン12(同「Voltaire」)が2011年3月、バージョン12.1(同「Lessing」)が2011年11月、と発表している。

 なお、すでに固定リリースサイクルを採用しているFedoraやUbuntuは、リリースサイクルを6カ月としている。openSUSEでは、8カ月サイクルのメリットとして、休暇中の作業に依存しなくてよい点などを挙げている。

 11.2で予定している機能としては、Linuxカーネル2.6.30(またはそれ以上)をベースとし、KDE 4.3、GNOME 2.28などを搭載するという。Ext4はデフォルトファイルシステムとなる予定で、YaSTインタフェイスにより遠隔からの管理が容易になるという。このほか、ネットブック対応、USBイメージの提供、ライブアップデートなどを予定しているという。

openSUSE
http://www.opensuse.org