米Zend、PHP Webアプリサーバー「Zend Server」の一般提供を開始

 米Zend Technologiesは4月7日(米国時間)、PHP Webアプリケーションサーバー「Zend Server」の一般提供を開始した。年間サブスクリプション価格は1,195ドルから。Zendは無償のコミュニティ版も用意し、さまざまなニーズに応じる戦略だ。

 Zend Serverは、PHPアプリケーションの開発から実装までを行えるアプリケーションサーバー。PHP、「Zend Framework」、ネイティブインストーラ、コードアクセラレータ、高度なモニタリング・診断などの機能を持ち、信頼性、性能、安全性のあるアプリケーションを実装できるという。「Zend Studio for Eclipse」も統合されている。

 Linux(RPMとDEB)、Microsoft Windows(MSI)でセキュリティパッチ、自動ソフトウェアアップデート、ホットフィックスなどの技術サポートも提供する。

 Oracle、MySQL、Microsoft SQL Serverなどの主要データベースに対応、プラットフォームはLinux(RHEL、Ubuntu/Debianなど)、Microsoft、Mac OS Xをサポートする。

 無償版「Zend Server Community Edition」は、Zend Framework、PHP Development Toolを含む簡易版で、ミッションクリティカルではないアプリケーション向けとしている。商用版と同じコードキャッシュ、PHP管理機能を持ち、容易かつ高速にPHPアプリケーションを開発・実装できるという。

 両エディションとも同日提供を開始、同社のWebサイトからダウンロードできる。

米Zend Technologies
http://www.zend.com

「Zend Server」ダウンロード
http://www.zend.com/products/server/downloads

「Zend Server Community Edition」ダウンロード
http://www.zend.com/products/server/downloads-all