米Google、「Google Update」をオープンソースに

 米Googleは4月10日(米国時間)、Windows向けソフトウェア更新ツール「Google Update」をオープンソースとして公開することを発表した。Google Codeにてソースコードや開発者向けの設定ガイドにアクセスできる。

 Google Updateは、Windows向けソフトウェアを自動で更新する機能。「Google Chrome」「Google Earth」といったGoogleのWindows向けアプリケーションで利用されており、Chromeの場合、Google Updateを利用して4カ月で12バージョンをリリースしたという。今回、同ソフトウェアを「Omaha」という開発コード名でオープンソース化する。

 特徴は、ユーザーの作業に支障を与えることなくソフトウェアを更新できる点。ソフトウェアがバックグラウンドで更新を確認するが、システム起動時やアプリケーション起動時は確認を行わないなど、利便性や性能への影響を抑えた。これにより、ユーザーのコンピュータにあるソフトウェアにシームレスに新機能を追加したり、セキュリティ問題やバグに対応できるという。

 オープンソースにする目的について、Googleでは、透明性とアップデートプロセスのコントロールを提供するため、としている。ライセンスはApache License 2.0を利用する。

米Google
http://www.google.com

Google Codeの「Omaha」のページ
http://code.google.com/p/omaha/