サーバー機能が加わった「PC-BSD 7.1」

 米iXsystemsのPC-BSDチームは4月10日(米国時間)、FreeBSDをベースとしたデスクトップOSの最新版「PC-BSD 7.1 Galileo Edition」を公開した。「FreeBSD 7.1-STABLE」を土台とし、グラフィックを強化、サーバー機能も導入されている。

 PC-BSDは、容易に使えるFreeBSDベースのデスクトップOS。カジュアルユーザーをターゲットとしている。

 最新版は、KDE 4.2.2、Xorg 7.4など最新版を利用することで、新しいウィンドウエフェクト、スクリーンセーバー、3Dアクセラレーションなどを提供する。独自のソフトウェアインストール機能「Push Button Installer(PBI)」では、信頼性を強化した。

 FreeBSD Jailのグラフィカルフロントエンド/サーバーインストールツール「Warden」をネイティブでサポートした。デスクトップ上のWardenアイコンをクリックしてインストールし、メールやデータベースなどあらゆる種類のサーバー向けに安全な環境を構築・管理できるという。Warden設定「Inmates」を利用して、事前設定済みのJailをWadenにロードすることも可能だ。

 このほか、「Flash 9」向けの安定性強化や、最新のKDE 4プリンターアプレットも加わった。システムインストーラを改良し、WiFiとネットワークツールのバグやLinux Emulatorの問題も修正されている。

 最新版は、同社Webサイトよりダウンロードが可能。DVDやUSBドライブも購入できる。

米iXsystems
http://www.pcbsd.org

「PC-BSD 7.1」ダウンロード
http://www.pcbsd.org/content/view/106/11/