Clonezilla Liveの起動
それでは早速使い方を説明しよう。ここでは、ローカルディスクのイメージファイルをネットワーク経由でサーバにバックアップしてみることにする。
Clonezilla LiveのCDからPCを起動すると、図1のブートメニューが表示される。ここで起動方法と画面解像度を選択してEnterキーを押せばClonezillaが起動する。通常は上の3つの「Clonezilla live (Default settings, VGA ○○x○○)」から希望する解像度のものを選べばよいが、うまくデスクトップが表示されない場合は「Clonezilla live (Safe graphic settings, vga=normal)」を試してみるとよいだろう。また、「Clonezilla live (To RAM. Boot media can be removed later)」を選択するとClonezillaのシステムがすべて実メモリに読み込まれ、起動後にメディアをイジェクトして光学ドライブを別な用途で利用可能となる。
|
| 図1:Clonezilla Liveのブートメニュー |
ブートの途中で言語および、キーマップの選択画面が表示され、そのあと「Start_Clonezilla」を選択すると、イメージを作成/リストアするか、あるいはディスク/パーティションを複製するのか選択する画面が表示される(図2)。
|
| 図2:動作を選択 |
イメージの作成、もしくはリストアを行うには「device-image ディスク/パーティション←→イメージ」を選択すればよい。
バックアップ先の選択
次にイメージファイルの保存先を指定する(図3)。保存先は、ローカルのハードディスクなどの他に、SSHサーバやNFSサーバ、あるいはWindowsの共有ボリュームなどを設定することが可能だ。いずれを選択した場合もイメージ保存用のファイルシステムは、/home/partimagディレクトリ以下にマウントされる。
|
| 図3:イメージディレクトリのマウント |
ネットワーク経由でイメージファイルを保存できるのは、ローカルディスクに十分な空き容量がなかったり、そもそも1ドライブ1パーティションのPCで保存先として利用できるローカルディスクがなかったりする場合に便利だ。また、別のPCにバックアップファイルを置くことは、データ保護の観点からも好ましい。
ここでは、イメージファイルをSSHサーバに保存することにする。そのためには「ssh_server SSHサーバをマウント」を選択すればよい。すると、順にネットワークの設定画面(図4)、SSHサーバのIPアドレス、ポート番号、SSHサーバへのログイン名の設定画面が表示されるので、それらの項目を順次入力する。
|
| 図4:ネットワークの設定 |
続いて、SSHサーバ側のディレクトの設定画面が表示される(図5)。ここで、イメージファイルを保存するディレクトリを絶対パスで指定する。存在しないディレクトリを指定すると、この後の実行段階でエラーとなるので注意されたい。
|
| 図5:SSHサーバ側のディレクトの設定画面 |
SSHサーバへの認証が完了すると、動作モードを選択する画面となる(図6)。ディスク全体をイメージ化するには「savedisk ローカルディスクをイメージに保存」を選択すればよい。
|
| 図6:動作モードを選択 |
すると、イメージの保存先のディレクトリ名を設定する画面が表示される(図7)。デフォルトでは「日付-img」というディレクトリ名が設定されており、このディレクトリが図5で指定したディレクトリの下に作られる。
|
| 図7:ディレクトリ名を設定 |
続く画面でイメージ化するディスクを選択する。その後で、イメージの作成に使用するプログラムの優先順位やパラメータを設定する画面が表示されるが通常デフォルト設定のままでOKだ(図8)。
|
| 図8:イメージの作成に使用するプログラムの優先順位の設定 |
最終的な確認メッセージの後に、「y」をタイプすればイメージの作成が開始される(図9)。
|
| 図9:イメージの作成開始 |
処理が完了すると、SSHサーバ側の指定したディレクトリの下に、イメージファイル、ディスクの情報が記述されたファイル、設定ファイルなどが保存される。
$ ls -l partimag/2009-03-29-21-img/ 合計 3322080 -rw-r--r-- 1 o2 o2 14530 2009-03-29 22:40 Info-dmi.txt -rw-r--r-- 1 o2 o2 25249 2009-03-29 22:40 Info-lshw.txt -rw-r--r-- 1 o2 o2 261 2009-03-29 22:40 Info-packages.txt -rw-r--r-- 1 o2 o2 4 2009-03-29 22:40 disk -rw-r--r-- 1 o2 o2 36 2009-03-29 21:59 hda-chs.sf -rw-r--r-- 1 o2 o2 31744 2009-03-29 21:59 hda-hidden-data-after-mbr -rw-r--r-- 1 o2 o2 512 2009-03-29 21:59 hda-mbr -rw-r--r-- 1 o2 o2 265 2009-03-29 21:59 hda-pt.parted -rw-r--r-- 1 o2 o2 259 2009-03-29 21:59 hda-pt.sf -rw------- 1 o2 o2 2097152000 2009-03-29 22:26 hda1.ntfs-img.aa -rw------- 1 o2 o2 1301221104 2009-03-29 22:40 hda1.ntfs-img.ab -rw-r--r-- 1 o2 o2 5 2009-03-29 22:40 parts
