ファイルシステムはZFS
デフォルトのファイルシステムには、ほぼ無限のディスク空間をサポートし、スナップショットによる瞬時のバックアップ機能や、扱いやすいRAID(0/1/Z)の管理機能で、次世代ファルシステムとしての注目度が高いZFSが採用されている。ZFSでは、ファイルシステムをストレージプールと呼ばれる仮想的なファイルシステムとして管理する。ストレージプールに物理的なディスクを追加することにより、ファイルシステムを簡単に拡張していくことが可能になる。ストレージプールの一覧を確認する「zpool list」コマンドを確認すると「syspool」という名前のストレージプールが作成されていることがわかる。
# zpool list NAME SIZE USED AVAIL CAP HEALTH ALTROOT syspool 6.94G 1.69G 5.25G 24% ONLINE -
ストレージプール内のファイルシステムの状況は「zfs list」コマンドで確認できる。
# zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT syspool 1.69G 5.14G 24K none syspool/rootfs-nmu-000 1.69G 5.14G 1.46G legacy ←(1)ここでは、(1)がルートファイルシステム(「/」)である。これに対し、その時点でのバックアップである、スナップショットを撮るには「zfs snapshot」コマンドを実行する。たとえば「/」ファイルシステムのスナップショットを「myShot」と言う名前で撮るには次のようにする。
# zfs snapshot syspool/rootfs-nmu-000@myShot
スナップショットは差分データとして保存されるため作業は一瞬で終了する。スナップショットを復元するには「zfs rollback」コマンドを実行する。前述のスナップショット「myShot」の状態に戻るには次のようにすればよい。
# zfs rollback syspool/rootfs-nmu-000@myShot
Nexentaベースのデスクトップ向けディストリビューション「StormOS」も登場
なお、Nexentaをベースにしたデスクトップ向けディストリビューションであるStormOS(http://www.stormos.org/)が近日公開予定だ(図4)。NexentaにはXorgやGnomeといったパッケージも用意されているので、自分で個別にパッケージをインストールしてデスクトップ環境を構築することも可能だが、StormOSを利用する方が手軽だろう。
現在Xfce4をデスクトップ環境としたStormOSのベータ版(英語環境)が、Nexentaのアドインとして公開されている。インストール手順は「/etc/apt/sources.list」にリスト2のようなAPTラインを加え、メタパッケージ「stormos-desktop」をインストールするだけだ。
# sudo apt-get update # sudo apt-get upgrade # sudo apt-get install stormos-desktop # sudo service gdm reload
リスト2 StormOSを利用するためのAPTライン設定
deb http://stormos.org/stormos hardy-unstable main deb-src http://stormos.org/stormos hardy-unstable main
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| 図4 StormOSのデスクトップ |
